11月 9日(火)
アウトルック・ウィルス窓口(挨拶)



どうも。気付いたら10日近くも更新をほったらかしにしていたChenowthです。
台風で吹っ飛ばされた家の方はなんとか終わったのですが、如何せんもうすぐ年末進行の時期なので結局は忙しさからは解放されないのですよ。その上最近は冷え込んできて、屋外での作業がとんでもなく辛くなってきています。
そんなわけで、今日は防寒について書こうかと思います。本来なら『お気に入りの小物』としてエズビットを紹介する予定でしたが、写真が撮れていないので延期。



というわけで防寒具ですが、基本的にはジャケットの事です。ちなみに『ヤッケ』と言うのはドイツ語の読み方。
Chenowthのように現場で働くような人間の場合は防寒性も必要ですが、それ以上に必要なのが耐久性や機能性だったりします。機材を担いだりすると擦れる部分も多いですし、ポケットの数が多いほうが機能的にも便利なので。
そういった理由から仕事仲間の一人などはタイタンクロス製のフライトジャケット(CWU-55P)を愛用してたりしますが、いくらこちらの要求を満たしているとはいえ軽く諭吉二枚は吹っ飛ぶ金額のヤッケを賎しい大工稼業などで使い潰すのは相当度胸が要ります。……いや、まあかく言う自分もサバゲでン万掛けた装備を泥だらけにしてたりしますが。この前も\4800で買ったM61コットンフィールドパックが破け(以下略)

閑話休題。
とにかく私のような人間はもう少しリーズナブルな価格のヤッケを使うのが普通です。最近は安価なフリースなどを着ている者も居ますが、やはり大工としては『現場で働く男』としての雰囲気を醸し出すためにやはりヤッケは必須だとChenowthは思うのですよ。
今年はユニクロ製のコットン製ジャケットで乗り切ろうと思っていたのですが、今日久しぶりに近所の作業着屋を覗いてみたら防寒衣料が揃っていました。
こうした作業着は当然現場で使う事を目的に作られているので機能性や耐久性がある程度確保されている上、意外な事に安価でもあります。またChenowthのようなアウトドアな趣味を持つ者はそちらにも転用できる道具が多く、非常に重宝したりします。
そんなわけで防寒衣料や革手袋などを流して見ていったChenowthですが、ふと一つのヤッケに目が止まります。
プレートには『MA-1 \1,480』の文字が。
MA-1といえばフライトジャケットの代表的存在ですから、当然そこに並んでいたのはレプリカなのでしょう。第一フライトジャケットがナイロン100%などという貧弱な仕様なワケがないじゃないですか。
が。
それをハンガーごと手にとり、レジへ向うChenowth
でまあ結論から言っちゃうと、買っちゃいました
レプリカは承知でも、なんとなく欲しかったんですよ。こうした無骨なスタイルのジャケットはいかにも『大工』って感じで。それになかなか温かそうですし、ポケットも大きくて機能的で。左上腕部についたシガレットポケットなんてとてもデザイン的に良――


ジッパーが開きませんよコノヤロウ。


やはりChenowthは買い物が下手なようです。返品しようにもレシート貰ってきてねぇぜフゥハハハーハァー! (M60軽機関銃を乱射しながら終了)



11月 12日(金)
アラファト追悼週間(挨拶)



こんにちは。今日の晩御飯はサモクラ2のアンソロジーコミック二冊のChenowthです。
いやァ、先日ジョージ・オーウェルの『1984年』を探しに書店へ足を運んだら新刊コーナーに並んでいるのを発見してしまいまして。気付いた時には両方手に取ってましたよ。
どうやら私の衝動買いは反射レベルで行われている様子。
まあサモ本編ならいざ知らず、サイドストーリーとも言うべきクラフトソード物語のアンソロが出るとは思ってもみなかったのでシヤワセな気分です。シヤワセすぎて1984年買うの忘れましたが。


とまあ三日分に相当する食費を削って買ってきたアンソロ本二冊ですが、当然アンソロジーというからには多種多様な作家様の手により描かれており、その内容も多彩である事は当然の事ではあります。
もちろん読者の好みも多様ですから一冊の中に様々な要素を持った作品を詰め込むのがアンソロとしては正しい姿なのでしょうが、同性愛を激しく嫌うChenowthにとっていわゆる“百合”や“薔薇”と呼ばれるカップリングを読み飛ばしたくなる衝動に駆られる場合があります。――いや、だってアレでしょ。ドイツ刑法でも禁止されてるし(←関係ない)。
まあ本は一度買ったら最後まで読み倒し、ゲームはバグ技を再現し切るまでやり倒すChenowthですから、二冊とも全て読破しましたよええ。\1800近くかけた二冊ですから、隅々まで読まないことには勿体無くて仕方ありません。それに百合や薔薇なんぞ神経質に拒否していればサモクラなど一向にプレイできませんしね。ハハハ……ハァ。
閑話休題。
いちおうどの作品を繰っても露骨なそうした表現などは登場せず、百合薔薇嫌いのChenowthにとってはなかなか読みやすい本でした。ってか同人誌以外の漫画買ったのどれだけぶりよ俺
ただ惜しむらくは私と同志達が絶賛して止まないエアたんとガブリオのカップリングがあまり登場しなかった事でしょうか。
……もしかしてあんまり需要ないのかなァ。確かにChenowthは結構そうしたマイナーな物に惹かれる傾向があり、友人同士ではChenowthが興味を持つものはマイナーと言われる程ですから……。


しかし、最近疲弊気味だった脳に適度な萌えと笑いが補給できて良かったです。
財布はまた寒くなりましたがね。



11月 14日(日)
ランドセルにモザイク処理(挨拶)



土曜日に会社の仲間と山へ行ってまいりました。
丹沢を日帰り出歩くチンタラ登山だったのですが、Chenowthが『おれは山屋だ』という事をアピールするために他の仲間の荷物を持ってあげたりして、逆に妙に疲れた山行となりました。
だから妙な見栄張るなよボケが。
まあそんな無茶が通用したのも45Lの良いザックがあったからでしょうな。いくら未だに現場勤務とはいえもうすぐ三十路ですし、下手なリュックサックではあんな芸当は不可能だったはず。

つまりは昨今のリュックサックの機能性の向上によるわけなのですが、こうした改良を施されず未だに従来の形のまま運用されているリュックサックが一つあります。
ランドセルです。
皆さんも使った事があるでしょうが、あの全革一気室、固いバックルという仕様に辟易したことも一度や二度ではないはずです。
最近横浜の某デパートに行った際にランドセルが販売されているのを見たのですが、なんとChenowthが小学生だった頃と大して変わっていませんでした。
これはよくない。
小学生とは子供の成長期でもありますし、そうした時期にあのような体に無茶な負担を掛ける背負い鞄を背負わせる事は子供にとって良い影響があるはずがありません。
というわけで、今日はChenowth考案の新型ランドセルというのを紹介しようと思います。ってか仕様だけですけれど。


Chenowth式新型ランドセル概要
・従来の皮革製部位を1000デニールコーデュラナイロンに変更
・バックル類は全てファステックスに変更
・本体背面と背負い紐背面は全てクールマックスを採用
・バックボーンフレームにより重量を腰に分散
・収納部の多気室化
・背負い紐基部の調整バックルにクイックリリース機構を装備
・両サイドに給食袋用フック・本体圧縮用のコンプレッションストラップを装備
・その他可能な限りの部分にPALSテープ(MOLLE/SPEARポーチ対応)を縫製
・本体下部に体育着・給食着袋固定用のストラップを装備 ・フラップ部分に名札・反射テープ用クリアポケット装備
・オプションでゴアテックス製防水ランドセルカバー(襟口からの雨の侵入を防ぐためにフード一体型)を用意


どうですこの豪華仕様。もちろんミルスペック規格品。
まあある程度はChenowthのネタとしても、クールマックスや背負い紐のクッション等は子供の事を考えれば是非欲しいところ。
そういうわけで、イーグル社はこのランドセルの製品化を真剣に検討すべきだと思います。
台湾のパクリメーカーJ-TECHでもいいけど。



11月 18日(木)
神はバラバラになった(挨拶)



先日サモクラ2のアンソロを購入した事は日記にも書きましたが、あの後さる情報筋から『アンソロは合計三冊出てる』との知らせを受け、本日本屋へと行って参りました。
Chenowthの行く本屋には『コミック新刊コーナー』があり、ここには少年漫画だろうが少女漫画だろうが松文社のロリマンガだろうと新しければここに全て並びます。
……いや、実は漫画など買ってる場合じゃないんですけれどね。今年はストーブの購入計画も立てていたりで無駄遣いはできないのですが、やはりChenowthもオタクですから。
そういうわけで、今晩の飯代はサモクラ本に消えるんだなーとか考えつつ本棚を見ると……

アンソロが全部で4種類ありました。

そのうち2種は以前購入したものですが、残り2種は初見です。まさかッ……日曜日に『三冊ある』という情報を得てから4日、さらにもう一冊刊行されていたというのかッ!!
まあChenowthもオタクですからここで引く訳には行かず、結局買ってきました。二冊とも
……神様、これは私に飢えろと仰ってるんですか?



ところで、何でもボージョレー・ヌーヴォーとかいうブルジョワの飲み物が発売されたとかで、近所の酒屋が試飲会を催していました。
私はといえばしがないトリス愛飲者ですから一本二千円もするワインなど飲む気にもなれませんが、同時にタダなら何でも貰うという貧民でもありますので、無料とくれば試飲くらいしてやってもいいわけです。
で、かく賎しきブルジョワジーの飲み物を飲んで来たんですが――すいません。美味かったです
一瞬ハーフボトルを手に取りそうになる衝動を堪えるのに苦労するほどの美味でした。いやぁ、やはりお酒にもとびきり美味いものが有るんですな。
そういうわけで、明日あたり友人と居酒屋へ行ったらヌーヴォーを飲んでみようかと思いつつ今日は寝る事にします。
――いや、飲むと言ってもショット買いですが。ボトルごと? 友人の金なら構いませんよ?



11月 23日(火)
くそアイリーン(挨拶)



日曜日にハイキングへ行って来ました。
といっても別にお弁当を持って野山を歩くわけではありません。廃墟を探検するツアーです。
だから廃キング

……ごめんなさい。面白くありませんね。
今回は神奈川県南区は弘明寺、その付近にあると噂されていた通称『ガス爆発マンション』と呼ばれる廃墟に行って来ました。
ええ。もちろんチャリですよ。で、廃墟を日記ネタにするとともに、以前から停滞しっぱなしだった『お気に入りの小物』シリーズの写真も撮っちゃおうかな、と。
……誰ですかそこで「そんな企画あったっけ?」とか思ってる人。



▲廃墟


実は入口に立ち入り禁止の警告があったりしましたが、当然のように無視。Chenowthの好奇心の強さは並大抵のものではありません。こういうとこだけガキっぽいんだから
結論から言うと、ここまで廃墟っぽい廃墟はChenowthも初めてです。といっても廃キング歴は浅い私ですが、それでも十二分に廃墟らしさが伝わってきます(←若干意味不明)。
ていうか怖い。 昼間でもいい感じに薄暗かったり、建物の構造が変だったり、一部屋だけやけに焼け焦げていたりとスリルもたっぷりでした。
……ってか設計者ガウディなんじゃねぇかこの廃墟。
本当に不思議な廃墟でした。

そしてこの廃キングの後、近所の墓地でエズビットでお茶を沸かして飲んだりしまして、それをここで『お気に入りの小物』として使いたかったんですが、容量の関係で次回の日記に回します。
画像入ると日記も楽です。



11月 24日(水)
四代目ドラえもん:山寺宏一(挨拶)



先日我が同志(コンパニェーロス)皇翼様のサイト鳳凰連に掲載されております日記を拝見していたら、私が皇翼様へ贈った誕生日イラストの話が出ておりました。
曰く、私と志を同じくする(訳:サモに萌え焦がれる)同志様が『Chenowthって絵も描けるんだ(要約)』と仰っておられたとのこと。
そんなに意外でしたか。
……いえ、まだ修行中の身ですがね。ってか極める気もありませんし
まあ一応SS製作の方を主眼としてますんで、時折掲載する写真やきったねェ自作絵なんかは副産物的なものと思ってください。
……いや、素直に嬉しいって言いなさいよChenowth君。

今月はよく本を読む月でして、先日も桜庭一樹の『推定少女』『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』の二冊を読みました。
まず前者――とりあえず扉絵で、高野音彦氏が描いた二つの“ぽち”を拝見できたことだけでもうお腹一杯。……握ってるデザートイーグルのパースペクティヴが狂ってる事には敢えて突っ込みませんが。
本編もなかなかどうして、15歳という思春期真っ只中の子供の心情、高校受験への焦り、周囲で必死に勉強を始める友人に対する感情などをよく再現できたなぁと感心しました。そう言うChenowthももう汚れた大人ですが
ただ、違和感があったのは作中で登場したデザート・イーグル自動拳銃が50ミリ口径と表記されていた事ですね。そりゃ女の子が撃ったら吹っ飛ぶわな。50ミリじゃ。
そして、『砂糖菓子(以下略)』。こちらはどこか喪失感のあるお話でした。
この作品も主人公は15歳の少女、独自の“砂糖菓子”や“弾丸”などの概念で物事を捉える女の子が一人称で物語を展開していきます。
富士見ミステリー文庫の名に恥じない見事な伏線や、それを一番劇的な方法で消化するという見事な技術、それに中盤まではそれ単体でしか意味を成さない事象が、終盤で一気に収束してそれらが一つの物語として繋がるという構成――こんなにゾッとするほど綺麗な小説は久しぶりでした。ライトノベルも捨てたもんじゃありません。
この微妙な伏線の張り方や鬱構成、子供の視点の再現性といった所を評価して、今度から私は作者をサクラバ・ケッチャムと呼ぶことにします。


そして突発的に始めた企画『Chenowthのお気に入りの小物』第二弾、やっと掲載です。
今回の御題はエズビット・ストーブ。ドイツはエズビット社製の小型固形燃料ストーブです。



実はこれはChenowthが高校生の頃に購入したもので、当時からアウトドア派だったChenowthが経済的理由により安価なストーブを求めたところ、これに落ち着きました。確か\1000程度だったはず。
放っておいても揮発しないタブレット状の固形燃料を広げたストーブの上に置いて火を着ける、という原始的なものですが、一人や二人分のお茶などなら簡単に淹れられる程度のお湯が沸かせます。友達もない当時のChenowthにはうってつけでした。
自分で給料を稼ぐようになってからガスストーブやガソリンストーブなども買いましたが、なるべく荷物を軽くしたい、しかし温かいものも飲みたい――といった時には未だに重宝しています。上の画像のようにシェラカップとの組み合わせであればウエストバッグにも簡単に収納できますからね。
肝腎の火力ですが、正直あまり強くありません……固形燃料は燃える温度が低く、安定した火力を維持できないためにシェラカップ一杯のお湯でも完全に沸騰させることは難しいです。
そうした場合には枯れ木や枯葉、あるいは紙などを一緒に燃やすと火力が増大するのでそうすると良いでしょう。
さらに難点を挙げるとすれば、ススが出るのでカップの裏が黒くべとべとになってしまい、これがなかなか落ちません。Chenowthはこのシェラカップでお湯を沸かしたらそのままコップとして使うので、飲み口に付着したススはちょっと気になります。
が、その携帯性や構造の簡易さなどではこれに並ぶストーブはそうありません。比較的安価で、すぐに使えるという事から近年防災用品としての需要が高まっているようです。

あとストーブの傍らに転がっているナイフですが……実はこれを次回のテーマにしようかと思っていたり。
例によって予定は未定ですが。



11月 28日(日)
もし世界が100人の人造人間だったら(挨拶)



どうも。ヴィリエ・ド・リラダンの『未来のイヴ』を探して近隣のブックオフを駆けずり回っているChenowthです。
――いや、岩波文庫のバージョンは見つけたんですが、やはり世間では名訳といわれている斎藤磯雄氏の訳のものが読みたいので、必死こいて創元ライブラリ文庫版のものを探しています。
ってか創元ライブラリ文庫って何よ。
近所のブックオフには創元推理文庫と創元SF文庫くらいしか置いてないんですが。
このように、最近はよく探している本がなかなか見つからないという状況に見舞われています。まあ、如何に普通じゃない本ばかり求めているかという事なんでしょうが。



SSに一作追加しましたが、本当にアップしちゃって良かったのかどうか未だに悩んでたりするChenowth。
元々は『萌えとハードボイルドは混在させられるか?』という試みのもとに作られたプロットを芯にしてますんで、実は終わったらただの少女萌え小説の話でしたという結末も充分あり得る訳で。
――いや、もっと言うと完結しない可能性も結構(以下略)

閑話休題。
今日はいつもの如くチャリで一日中ぶらぶらと本を探しながら走り回っていましたが、国道16号線を走ってる時にコケました
駐車場の出口を横切ろうとした時に車が出てきて、慌ててチャリを止めて足を着こうとしたらトウクリップストラップに足が引っかかって抜け出せず、そのまま真横に倒れました。
一応メットもしてましたし、尻からどさっという感じのこけたので傷なんかも大した事はなかったのですが、むちゃくちゃ恥ずかしかったです
トウクリップは走りやすくて良いんですが、咄嗟の時は危ないと思った次第。これからはストラップを外して、すぐに横に足が抜けるようにしないと。


来週は遂にブラックホーク・ダウンの地上波放映です。
とりあえず全ては吹き替えと編集に懸かっているので、テレビ東京には頑張って頂きたい所です。
まあ、どんだけ頑張っても戦争賛美の映画だとコキ下ろす御方は一人くらい出てくるでしょうが。
何はともあれ、是非見ろ。