違法改造禁止週間(挨拶) 近頃、エアガンを使った犯罪が多発しているようで。 Chenowth自身もエアガン――空気銃と区別する上で正確には“エアソフトガン”と呼びますが――を所持する人間ですが、一人の愛好家としてこういう事件には途方も無い憤りを感じます。 案の定世間ではエアガンに対する規制を敷こうという声も上がり始めておりますし、単なる趣味としてエアガンに接している人間にしてみればまったくもって不愉快な話であります。 思わず「おまえのやったことのおかげで、エアガンを愛する男は、一人残らず家族からさえ疑いの目を向けられることになった」とアメリカの生んだ奇跡のスナイパーのように叫びたくなります。ええ。 とはいえ。 日本が銃社会でなく、銃器に対する理解がさして深くないのは承知の上ですし、Chenowthもエアガンがメジャーな趣味としての市民権を得ることは望んでもいません。時折サバイバルゲームやプリンキング等を健全なスポーツであるとしてエアガンの趣味性・合法性を徒に強調する方もいらっしゃいますが、銃に対する免疫がない日本でそんなことをしても逆効果というものです。 つまり、我々エアガンを趣味とする人間はサバゲー専用のフィールドか競技大会に引きこもって細々と遊ぶ以外ないんです。 エアガンという趣味は所詮昨今のオタク文化と似たようなものでしかないのですから、いくらアウトドアだとか動的だとか言っても、一般人の方々から見れば全て同じです。しかも形だけとはいえ凶器を模したものを持っている分、威圧感は他のオタ等よりも大きなものとなるでしょう。 我々もエアガンを『模型である』ということを理由に軽んじる事無く、あくまで凶器を模したものであるという自覚を持って扱ってゆくことが大切でありましょう。 ――とか書いてて思ったんですが。 俺ってつくづく迫害され易い趣味しか持ってねェなァ 人に誇れる趣味といえば燻製作りと登山と自転車くらいでしょうか。でもそれ以上に罪深い趣味がたくさんあるからなァ……(壁に並んだ松文館単行本/パラダイムノベルズを眺めながら) まあ何にしろ、趣味というのは、それがあまり社会的でない場合にはコソコソやるのが正しい道だと思っております。別に誰かの理解を得なければ肯んじ得ない趣味というわけでもありませんしねハハハハ……ハァ…… ……そう考えると、結構反社会的分子なのかもしれませんね私。 |
葬られた時間/熱に浮かされた夢(挨拶) 先刻、寒さのあまり目が醒めてしまいました。 仕方なく夏用寝袋を押入れに突っ込んで3シーズン用に換えましたが、変な時間に起きた為に眠気も起きず「仕方ねぇからサイト更新すんべよ」とここに馳せ参じた次第であります(←やや寝ぼけ気味) ……ちなみに今は深夜2時。本当は5日の水曜日。 仕事に差し支えなければいいんですけどね。 リンク更新致しました。同志様のサイトを二つほど追加。特に氷見様のサイトは「アグリ嬢を描いた功績を称えよ」という脳内共産党の声が大きかったので、ここに晴れてリンクさせて頂くことと相成りました。ハラショー・タヴァーリシチ! そしてモル様のサイト。モル様とは以前から交流があったのですが、その描き出す世界のブラックさに感動して思わずリンク。まだお若いそうですが、きっとノワール作家の素質があると思います。 例えば―― デイヴィッド・ピースのような―― ひどく暗い―― (↑この辺がピース) それはさておき、未だに18禁SSを書こうと奮闘してたりしてなかったりします。 やはり暗黒小説風のものを書く事に腐心していたのがいけないのか、そっちの方面に対するモティヴァツィオーン(註:モチベーション)がどうしても足りないのですよ。 とりあえず性欲をもてあまそうと画像掲示板をはしごして回るも、インター聞きながら画像蒐集しているようでは駄目だと思った次第。 寝ます。 |
1979オニカクシ(挨拶) ……と、ピースにはそんな作品を書いて欲しいと思う今日この頃。 勿論シリーズ化して、 1980ワタナガシ 1981ゴサンケ 1982ソノザキ 1983オヤシロ と続くわけですよ。言わば雛見沢五部作。 まあ、主人公ケイイチが幼児の死体の夢にうなされるようになるような展開だけは御免ですが。あとあの文体。 ――何が何だか分からない、という方はこちらをご覧ください。ついでに作品自体も購入して読んで下さるとより一層ノワールな世界をご覧頂けると思います(見せなくていい) さて待望の新刊『キノの旅 IX』ですが、ようやく入手。あんまり待ち焦がれた作品なので、有隣堂で買った直後に喫茶店に入って貪るように読み終え、帰宅してすぐ辞典の追加に取り掛かるという暴挙に出てしまいました。 喫茶店で読みながら登場する銃器/名前などをメモしていたのですが、そのメモが日本語ではなく何故か片言の独語で表記されているという事実が、Chenowthが如何にこの新刊を待っていたかということを表していると思います。 ……誰ですか。そこで「いやそれ頭おかしいだけだろ」と限りなく正しい指摘をなさってる方は。 公式にアナウンスされた発売日が過ぎるまでネタバレは控えますが、とりあえずこれだけは言って置かねばならないと思いますので一言。 ありがとう時雨沢氏 ……まさか私の人生の内でこんな名作に会えるとは思いませんでしたよ。ショートショートといえば星新一しか知らなかったような無味乾燥な私の読書ライフに新たな道を示してくれたことを非常にありがたく思います。 あと当サイトの数少ない優良なネタを提供してくれたこととか。 なんだか『キノ辞典』も各方面の方々からぽつぽつと賛辞や御意見を頂く事が増えてきまして、筆者としては嬉しい限りです。 しかしそれでいてサイト自体のヒット数が大して増えないのは大いなる謎ですが。 まあ好きですけどね。スローモー。 |
ヒゲ 〜獨國総統物語〜(挨拶) 『キノの旅』公式発売日から既に3日経過したので、そろそろネタバレトークでもしようかと思います。 まあ、本編に限りなく関係ないネタバレですので未読の方もご安心を。 辞典でも書きましたが、「シュミットルビン」――これは日本国内の銃器大好きな人達でもあまり聞きなれない名称だと思いますので、辞典の補完の意味でちょっと解説。 シュミット/ルビンという二人の人物の名称であることは辞典でも書きましたが、彼らが1800年代後期に開発したストレート・プル・アクションは装填動作がボルトハンドルを引いて押すだけの簡単なものとなり、従来のボルトアクションライフルの操作よりも素早く行える画期的なメカニズムでした。が、当時はその構造の複雑さやコスト高、それに対するメリットの少なさなどが災いして大して成功しなかったメカニズムだったのです。 しかし時は現代、ブレーザー社がR93という狙撃銃にストレート・プル・アクションを採用しました。高精度のボルトアクション機構を用いながらも、すぐに再装填できるストレート・プル・アクションを採用することで複数の目標を素早く捕捉することができるようになりました。 とりあえず、R93は国内でもそこそこ有名な銃なので、これを機に銃器大好きな大きいお友達は「R93=ストレート・プルアクション=シュミット・ルビン」と覚えてしまいましょう。 なんてオタ臭い話は置いておいて。 現在「キノの旅」を何度も読み返していますが、その度にChenowthは得体の知れないデジャヴュを感じていました。 Chenowth「ティーってどっかで見た気がするんだよなァ」 何だっけなァと思いながらページを捲りつづけ、そして遂にその既視感の正体に思い至りました。 ハサハだ。 ロリ/無口/無表情/黒星紅白絵―― そう、八巻を読み終えた時からティーに対して感じていたデジャヴュはこれだったんですよ! いや共通項少なすぎだろとかツッコまないでください。 まあティーが無感情であるのに大してハサハはかなりエモーショナルという違いはありますが……とりあえず、ティーとハサハがダブって見えてしまう程にChenowthのハサハに対する愛が深いと思っていただければ幸いです。――いや、本当に幸いかどうかは分かりませんが。 いやね、ほんとどうして私こんなにもハサハ好きなんだろうと。どれくらい好きかと訊かれれば妹や姪と同じくらいと答えてしまうくらいに。 そろそろ人間としてはおろか有機物としてダメな物体になってきた気がするChenowthでした。 |
ヤマザキ、書記長を撃て!(挨拶)
アグリ嬢「――同志、やっと10000ヒット迎えましたね」 ……さて、と(額の穴から血を流しながら) 10000ヒット企画といってもChenowthの生来の準備の悪さが災いしてアグリ嬢との対談企画くらいしか用意できなかったわけですが。 それにしても、何処のどなただったんでしょうね。記念すべき10000人目の来場者様は。 |
Яма моя(ヤママヤー)(挨拶) ――キャスリン・ハリスンの『キス』を読みました。 裏表紙の解説では著者と父親との近親相姦を描いたノンフィクションであるかのような書き方をされていますが、絶望的に説明不足だと思います。Chenowthも最初は単なる禁断の愛を描いただけの作品だと思ったのですが、そう――これも紛れもないノーワル、人間の心に潜む暗闇と狂気を描いた暗黒小説なのだったのです。 著者が一人称/現在形で自らの過去を描く 父親との近親相姦が、父子として生活してこなかった二十年の空白や筆者の母親への反抗心によって動機付けされている部分が素晴らしくノワールだと思います。また、父から与えられた愛が自分の求めたものとかけ離れていても、それから安易に離れられない著者の苦悩、そして母親の発病を契機に立ち直ってゆく姿などはエルロイ等の犯罪小説系ノワールにはない感動がありました。 ……いや、だから『近親相姦』の字面に惹かれて買ったんだろとか言わないで下さい。実はChenowth、近親相姦というジャンルがあまり好きじゃなかったりしますんで。 ぼくを信じて。 なんかこう、家族ってのは人間にとって身近な存在ですからリアリティありすぎて嫌なんですよね。 ――しかしまあ、近親相姦という状況が生む葛藤というものに何か感傷めいたものを感じるのも確かなわけですが。 考えれば、近親相姦ですらエルロイの描く殺人やと同じようにアンモラルを表現する一手段でしかなく、さらに先に述べたようにそれが他のあらゆる異常性の発露よりも身近でそれ故に嫌悪感を催させるものであるとしたら――これほどノワールにうってつけの題材はありません。 実際エルロイも書いてますし。近親相姦。 ――エルロイは置いておいて。 この『キス』はノワールというよりも、自らの体験を回想して書き綴ることによって再び認識し、克服しようとする著者の執念/情熱が感じられる作品でした。 というわけで、勝手にノワールライター扱いされた著者のキャスリン・ハリスン氏に土下座して謝罪したいと思います。 ごめんよキャスリン。 |
ハッシャバイ、ハリウッド(挨拶) 先日、同志の方から我が駄文ハイムの看板娘アグリ嬢について「これまんまアリソンじゃねぇの?」という ……いや、造型/デザインが似通ってるのは認めますけどね。ぶっちゃけベルフラウ+アリソン/2にルパシカ戦闘服被せたようなもんですから。あと葉月(生意気な方) 日記ではあまり触れませんが、実はアグリ嬢には 要約しますと、 父親がトロツキストであったために近所から煙たがられ、反革命の子と忌み嫌われたアグリ嬢。愛する母親(マーマチカ)のためにも出世しようと、十代半ばにして共産主義青年同盟(コムソモール)を経て共産党員となり、その熱心な態度を買われてNKVD(内務人民委員部)に入部。 1941年6月、ドイツ軍の『青作戦』が発動。翌年7月、迫り来るファシスト共を押し返すために、アグリ嬢は政治将校に任命される。 42年8月下旬、スターリングラード攻防戦開始。せっせと敗北主義者を射殺して働くも、10月半ばに部隊を全滅させた(半分以上は自ら処理)責任を取らされ、とりあえずラヅール化学工場に新設されたヴァシーリィ・ザイツェフ曹長の狙撃兵養成学校の監督に回される。その狙撃兵養成学校には、アグリ嬢と同郷の幼馴染、ミハイルの姿があった…… ――という、脳が腐敗してるんじゃないかと疑わせるのに充分な設定だったりします。他にも幼馴染のミハイルが実は父親が元牧師で元白軍なので幼少時から煙たがられ、同じ反革命の子としてアグリ嬢と傷を舐めあっていたとか、ベルリン攻防戦に参加とか、果ては戦後は東ドイツで非合法工作員として勤務とか言う設定まで考えたんですが――恐らくここまでは話にしないでしょうね。 話は短い方が宜しいのですが、設定は詳細で多い程良いと思いますので。 さて、先日同志が指摘したアリソンとの類似点ですが……この設定をご覧いただければ、かの名作とアグリサーガ(←今しがた命名)の類似点はただ一つ、「幼馴染」というファクターだけです。 そう。これは幼馴染萌えストーリーでも、ただの戦記でもないのですよ。つまりChenowthの腐敗した脳内により熟成された、全く新しい―― 何だコレ 形容する言葉が見つからない――敢えて言えば「狂ってる」としか。 |
タンカー改造空母はどうかと思うが(挨拶) 『サモンナイト クラフトソード物語』の新作が出るそうです。 前作まで1、2と続いてきたわけですから次は3だろうと思ってたら、なんと「はじまりの石」なるサブタイトルが追加されるそうで。 続編をサブタイの付加によって前編と差別化する手法は『マトリックス』以降顕著なものですが、問題は英文Verのサブタイトルが『episode:HAJIMARI-NO-ISHI』となっていることです。 馬鹿にしてんのか せめて『Stone of bigining』とか『Sterin des Anfanges』とか『LES ENFANTS TERRIBLES』とか、もっと格好良いタイトルがあるでしょうに。 最後のは明らかに違いますが。 恐らくは購買層の低年齢化を狙っているために 仕方ねぇからキャラ見て萌えるとするか――と公式サイトを覗いてみたら、キャラクターまで低年齢化している御様子。いや、好きですけど低年齢。でもどうやって突っ込めと(何を?)。 ストーリーは、主人公とであった少女(おでこさん/金髪)のとばっちりを喰って何かの謀略に巻き込まれてゆくというウラジミール・プロップはだしの王道ストーリーです。なんか物足りない気もしますが、本家で都月氏が担当した超シナリオよりはマシかなぁという思いもあったりと複雑。 まあそれほど高い買い物でもないので、今のうち予約しておくのもいいかなと。 話は変わってエロゲー。 なんかENERGY AIRFORCEの影響を受けたのか、最近『群青の空を越えて』が気になっていたりします。 これ、一応エロゲーなんですが……でもChenowthとしては登場する兵器やその設定から滲み出る硬派な香りに惹かれました。一瞬ニトロのゲームかと思ったくらいです。 公式にアナウンスされた紹介文は『戦闘機を駆り、防空戦闘に己の命をかける若きパイロット候補生の物語』というどこにエロが介入する余地があるのかと頭を捻りたくなるステキなもの――しかも戦闘シーンは動画/無線通話までフルボイスという豪華仕様。 妄想―― フルボイスによるAWACS機との会話―― 「フォックス2!」と叫ぶ声優ボイス―― CAP(戦闘空中哨戒)に限らずSEAD(敵防空制圧)からD/CAS(遠/近距離航空支援)までこなす主人公―― とか勝手な妄想をしながら公式ページを見ていて、よく見たら我がPCのROMドライバ/ビデオカードが動作環境のそれに満たされていないことに気付いて唖然。 Damn't!(←AIM-9を外したGargoyle2のように) |
萌えはドイツから来た名手(挨拶) 折り畳みベッドなるものを買ってみました。 今までは床上寝袋就寝スタイルだった私ですが、今日からはきちんとした寝床で寝られますよヒィヤッハァ! しかも折り畳みだから使わないときはスペース取りませんし、通販で買ったから ベッドの品質がどうなのかはともかく。 とりあえず散らかりまくった床(散乱した物の八割が本)を片付け、宅配で届いた折り畳みベッドの包装を解き、その場でいそいそと組み立て。途中折り畳みヒンジ部の動きの悪さが気になったものの、呉工業の総力を結集して作り上げられた魔法の潤滑油CRC556を以って動きの渋さを改善。ものの一時間ほどで、我が家に新しい寝床が誕生しました。 とりあえず一緒についてきた敷布団などをセットしてみて、「いいじゃねぇか」と一人悦に入る Chenowth。しかし付属の布団/毛布はやはり「今回は特別にお付け致しました」的の非常に残念なクオリティの物で、これからの寒さをしのげるかどうか不安になるChenowth。 解決策。 ベッドの上に布団/毛布/敷布団を重ねた上に寝袋を敷く 下はフカフカ、寝袋は温か。今までのゴツゴツした床(実際には緩衝材敷いたりしてた)とは比べ物にならない快適さです。 睡眠というのは日常生活の中でもかなり重要な部分ですので、こうした事にお金を割くのはいい事だと思う次第。いやはや、まったくいい買い物をしました。これからは新しい寝床で思い切り寝られます。 ……一応断っておきますと、何か間違ってるのは重々承知。 次に買うべきはマトモな布団でしょうな。 |