6月 4日(日)
戦争の汚い面(挨拶)



(女性からお口で致して戴く際の効果音)

スラララーーープ
スララーーーーヴィップヴォップヴォップ
ヴィップヴォップッヴォップ


……これはチャールズ・ブコウスキーの短編『尻のでかい母親』の一節ですが、これは邦訳を担当した青野聰氏のセンスが現われている名文だと思います。英語の擬音をそのまま音訳したあたりなんかが
Chenowthは大学時代に英文科に所属しておりまして、卒業したら翻訳家になろうかと意気込んだ時期もあったんですが、こういう名訳を見る度に「ああ、オレ翻訳家にならなくてよかった」と思う事ひとしきりです。案外応用力のないChenowthのことですから、もしこの原文を訳せなんて言われたらエロゲ顔負けの水音で再現しちゃいそうで。

まあ翻訳家の夢を断念したのは単に頭が悪すぎただけなんですが。


自動車教習所の卒業検定に合格致しました。ありがとう神・ハサハ。
嬉しさのあまり、血を吐いて以来絶っていたお酒も今夜だけは解禁ですよヒャッホーイ! ようやく手に入れてきたエースコンバットZEROのサントラを聴きながら呑むトリスウィスキーはまた格別の味でした。
すぐに酔って吐きましたが
……つくづく酒に弱いなァと痛感しました。好きなんだけどね。


あとは試験場で試験を受ければ自動車免許が手に入るんですが、そこは融通の利かないお役所のこと、試験は平日だけしか受け付けてないそうです。
どうしろと?
すいません、Chenowthは社会人です。現場仕事です。休みは月6日です。しかも最近諸手当が減った(手当が付くような仕事から外れた)から有給も残業も返上して仕事してます。
なのに平日に試験受けに来いと……仕事休むしかないのかなコリャ。
一応日曜日に受験できるように手続きできるそうなんですが、最短でも十日後の日曜とか言われてちょっぴり怒り心頭のChenowth。自動車免許取得の最後の最後で行き詰まっちまいました。


今日はこの辺で。皆様よい一週間を。



6月 9日(金)
夏目「自分に同情するな」(挨拶)



あんまりネタがないのでサイトの入口にエスコン風バナーを貼り付けてみました。実際はChenowthが気まぐれで作った狐柄スコードロンパッチ(部隊章)を何でもいいから利用してみたかっただけですが。
まあindex.htmlでなくてトップページに直にリンクしている人には関係ない話ですね。つーか頼むからインデックス以外の場所にリンク貼らないでください皆様。時々妙な所に貼ってるのを見かけるんで。
キノ辞典直リンとか特に。


新刊が出た事ですし、ちょっくら『半分の月がのぼる空』についてでも語ろうかと思います。
何となはなしにヒロイン死亡ネタの匂いが付きまとうこの作品ですが、一応彼女が存命のまま物語は完結を迎えました。しかしそこはやはり日本人、「『半月』は里香の死を以ってのみ完結する! 生き残るなど断じて許せん!」といったセカチュー原理主義者も多く存在するようです。
いや、構いませんよ、セカチュー。読んだこと無いけど。
Chenowthにも“滅びの美学”といったモノの情緒は理解できますし、ライトノベルとは言え最近はシャレにならない描写(例:9歳で双子を出産)などが目白押しですから、病弱ヒロイン死亡くらいなんてことないとも思います。加奈『LAST KISS』という前例もある事ですし。
しかし、しかしですよ!? セカチューやラスキスのように“ヒロインの死”で完結する物語など誰が感動こそすれ、救いを見出すでしょうか? ヒロイン死にネタの魅力は、想い人の居ない世界で立ち直ってゆく主人公の力強さにあるのではないでしょうか。
つまり『半月』はセカチューになるべきではないのですよ。なるべきは――

『ノルウェイの森』


裕一『ねえ、あれは本当に淋しいお葬式だったんだ。人はあんな風に死ぬべきじゃないですよ』

どうです――里香を治そうと必死に努力する裕一、亜希子さんの支え、傷心の旅、亜希子さんとの濡れ場別れ……ここまでくれば、裕一が水谷さんに公衆電話から告白をして曖昧な状態になりながら叫び回る感動のエンディングまでもうすぐデスよ!


裕一立ち直ってねぇっつーかむしろ登場人物が全員病んでるような気もしますが、まあこんな展開を期待しながら最新刊『半分の月がのぼる空7』を読んだわけですよ。
そしたらドラマCDのライナーノーツ等に掲載された短編の総集編だというじゃありませんか。
謝れ! 限定だと思い込んでライナーノーツ目当てに銀色の円盤を買った猛者たちに謝れ! (往来で自分の居場所を見失ったワタナベのように取り乱しつつ)



6月16日(金)
イーグルアイはお姉さんキャラ(挨拶)



ここんとこ日記すらも毎週更新ペースになってしまって申し訳ありません。
いや、なんというか、忙しかったんですよ。仕事行ってクルマ勉強して仕事行ってクルマ勉強して酒呑んで仕事行ってクルマ勉強して試験場行って免許とって仕事行って酒呑んで仕事言って(ry


というわけで、目出度く普通車免許獲得致しました。
Chenowthってば写真写り悪いぜヒィヤッホーゥ! なんだかニコライ・エジョフみたいな男色家ヅラで写ってやがります。誰これ。
それ以外には特に感慨はないんですが、強いて言えば合格発表待ちをしている時、待合室に何故かロシア人が いて、『シトー? シトー?』と必死になって書類を記入しているのが印象的でした。


何事もなかったかのようにネタ話。
発売よりもう三ヶ月近くが経過し、サントラも発売された『エースコンバットZERO』はシリーズの中でもそこそこの評判のようですが、Chenowthとしては前作の5に比べて何かが足りないような感じがします。
そう――萌えが足りない
前作では飛行隊の紅一点であるナガセたんがAWACSからの命令を無視をしたり、墜落してCSARに救出されたり、ラストミッションで主人公に告白じみた事をしたりと色々と萌え分(萌え?)を補給してくれましたが、『ZERO』には女性キャラが僚機として登場しません。従って萌え分も皆無に等しいです。
――え? マルセラ・バスケス? ありゃダメだ。あんな手前の男とのノロケ話をするような女。


閑話休題。
まあ斯様にしてZEROには萌え分が足りないのでありますが――そこでChenowthは久々の妄想力を発揮して、次のような脳内設定を以ってZEROに萌え分を補給することにしました。

脳内設定:ピクシー(僚機)はツンデレ美少女

こうすれば、過酷な空戦を生き延びた後の「……ねえ、相棒。その……生きてる? べっ、別に心配してるわけじゃないんだからねっ!」という台詞や、人は何故争うのかと嘆息する「ばっかみたい」と呟くピクシー(ツンデレ/髪はロング)が脳内にハッキリと浮かび上がるワケですよ。
次第にツンデレ美少女ピクシーは戦争への疑問を胸の内に膨らませてゆき、遂には核が爆発したすぐ近くの空を飛びながら「一緒に来ないでよ! 誤解されるでしょ!」と叫びつつ主人公を攻撃し、そのまま部隊を離反して行方不明に。
それからピクシーの代わりに僚機を務めるのは、ポロが大好きな女の子、PJ。「まァいいや!」が口癖で、イエローターゲット(無力な標的)を誤射してもそれでやり過ごす程に適当な少女。
一方、一度はガルム隊を離れたピクシーでしたが、やはり主人公であるサイファーの事が気になる様子。新しく僚機の座に収まったPJと仲良くアヴァロンダムを強襲をしている姿に嫉妬し、遂には南ベルカ国営兵器廠の開発した試験機『モルガン』に乗ってPJを撃墜します。
自分に振り向いてくれない主人公に、自暴自棄になったピクシーは世界の全てと無理心中を図るべく、制圧されたダムに隠蔽された核ミサイルサイロを起動。発射までに彼女を撃墜すれば主人公の勝ち、負けはそれ以外の全ての場合。
雪の舞う空を、かつての相棒同士がぶつかり合う――

「う、撃ちなさいよ! 臆病者っ!」



――ここまで読んで戴いた方は文章の毒気にあてられて大層お疲れでしょうが、とりあえずこれだけは言わせてください。
エースコンバットZEROは燃えゲーです
ええ。燃えます。ストーリーは台詞を除けば殆ど上記の通りのエキサイティングな良いゲームです。



6月18日(日)
“Unsung”って韓国の地名じゃないの!?(挨拶)



さーて、次回の『リリアとトレイズ』は〜?

トレイズです。冬も明けて暖かくなったというのに、俺のトコには春のハの字もやってきません。そう、未だにリリアに秘密を打ち明けてないんです。
想いを打ち明ける暇もなく、リリアには次なる災難が……
次回は、

『リリアとトレイズV ソラノカケラ』
『リリアとトレイズVI 謳われない戦争』
『リリアとトレイズVII -THE BELKAN WAR-』


――の三本です。



(ここからリリアの声で)
来年もまた手にとってくださいねー。じゃんっ、けんっ……ぽんっ!
(中指を突き出しながら) うふふふふふ……


…………


これはもう駄目かも分からんね
アリソン世界でも早く出ないかなージェット機。



6月22日(木)
そして神の御前にはハサハが立ち給う(挨拶)



サモンナイトオフィシャルホームページにて、『サモンナイト4』が発表されました。
というか、冒頭のフラッシュページの読み込みでクソ時間食った挙句肝腎のサモ4専用ページはhtmlってどういう事ですかドミネ・ハサハ・クリステ。こんな事ならhtmlに直リンできるようなレイアウトにしておけばいいのに……。


まあサモ4です。
どうやら主人公は「トレイユ」という名前の宿場町で宿屋兼食堂を営む少年(或いは少女)だそうで。……「主人公が宿屋の主人で料理が得意」という設定を目にした瞬間海軍特殊部隊出身のコックを思い出したりしましたが、それ以上に気になったのが「トレイユ(Treille?)」という町の名前。
確かフランス語で「垣根」を現す単語だったような気がする(曖昧/どなたかご教示願います)のですが、そんな名前を冠するくらいですから帝国領はフランス語圏なんでしょう。多分。今までリィンバウムは英語圏(聖王都だけ独語圏)という脳内設定があっただけに、ちょっぴり新鮮なカンジですね。4。


――すいません、もうちっと真面目に書きます。「虹色の流れ星」のくだりに『ACE COMBAT 04』を思い出したとかいう話も伏せます。
今回も例によって護衛獣がいる模様ですが、Chenowthとしては我らが神ハサハの郷土たるシルターンの護衛獣に期待したいところです。可愛い子でないかなー。かのハサハを輩出した素晴らしきシルターンの護衛獣、もっと萌える娘が出てきても良いと思います。クラフトソード物語、またその続編に於いて男キャラばかり出てきたのは非常に辛い思い出です。
特に『はじまりの石』のエンジ初期案は惜しかった
で、今回の『4』のシルターン護衛獣ですが……正直どれだか分かりません。おそらく耳や尻尾といった特徴的なアトリビュート(註:美術用語。“持物”“象徴”などの意)が控え目に描かれているせいでしょうが、毎度御馴染み全員集合絵を見ても全然区別が付きません。――そもそもどれが護衛獣なんだろ。
その辺に関しては追々情報公開が為されていくでしょうが、Chenowthとしてはシルターン出身の萌えっ娘を切望致します。
サモ4に期待するのはそれだけ。それだけです。


ここのところ掲示板が賑わっていて、管理人としては嬉しい限りです。駄文ハイムの名に恥じず衒学的極まりない話題ばかりで私もウキウキします。皆様ハンドルネームからして特徴的な方ばかりで。
……いや、本当に感謝しております。皮肉っぽい書き方になってしまったのはChenowthがツンデレだからです。ツンデレ。英語だとAwkward。Awkward girlっつーとフツーに「思春期の女の子」的な意味ですが問題ナシ。


なんかいいオチも思いつかないので今日はこれにて失礼。



6月29日(木)
Ich bin die ich bin.(挨拶)



ハサハはヤニェクに、「わたしはある。わたしはあるというものだよ」と言われ、また、「リィンバウムのみんなにこういうといいよ。『わたしはある』というひとが、わたしをあなたたちにつかわされたって」
(出アキハバラ記 3:14)



いつの間にか暑くなりましたね。現場仕事のChenowthには辛い季節であります。
あんまり暑すぎて上記のようなお告げが脳内に響き渡るほど疲労困憊しておりますが――とりあえずSSを二本ほど追加致しました。


まず一本目。前々から予告しておりました「アリソン辞典」。現在はまだ暫定版ということで一巻分しかありませんが(それも内容激薄)、追々追加していこうと思います。
小説を読みながら纏めるのって案外面倒なのね。キノの時はよく出来たもんだと、いまさらながら自画自賛。フヘヘヘヘ。


で、もう一本目は……何だコレ
見ての通りサモンナイト クラフトソード物語2の二次創作なんですが、Chenowthにしてはやけに内容が激甘。普段の作風からは考えられないほど。
同志様方に内輪でひっそり公開した時は、そのあまりの甘さに封印も考えたんですが……まあ24KBも書いたんだから公開しちゃえと皆様に促されまして。
それにエジタタSSって多分世界初だろうしな
……ついでに言いますと、Chenowthがネタのつもりで書いて、内輪で公開しただけで封印した作品というのは結構あったりします。
別に今回のがネタ文章ってワケじゃありませんが。半分ネタのつもりだったけど。


どうでもいい事ですが、以前友人から「お前の恋愛観はおかしい。狂ってる」と言われた事があります。ほっとけS原その時は歯牙にも掛けませんでしたが、自分の書いたこういうSSを読み返すたびにやっぱどっかおかしいなァと思わざるを得ません。
なんだか『なまえのないかいぶつ』を彷彿とさせます。いや、内容がじゃなくて、言い知れぬ悪意の漂う作風が。


今テレ東つけながらコレ書いてるんですが、遂に『リベリオン』地上波放映だぜ!
ヒィィィヤッホォォウ! (第九交響曲第一楽章イントロを流しながら)


追記。
『戦国自衛隊1549』後半のカール・グスタフでAH-1を撃墜するシーンを考えた奴は速やかに出頭すること。