5月 2日(水)
私のお墓の上を歩かないでください(挨拶)



 どうもこんばんわ。最近いわゆる“4-letter-words”を口にする機会が増えてきたしえさんです。
 どうして英語の卑語ってこんなにもストレス解消になるんでしょうね。仕事でもプライベートでも、何かイヤな事があれば“Holy fuck!”の一言で全て解決。人ごみで「このクソアマが!」と叫んだら大問題ですが、「アグリービッチ!」と叫べば殆どの人は首を傾げるだけなのがいいですね。日本では気軽に使えるグッドフレーズ。
 ロサンゼルスだったらまず間違いなく蜂の巣ですが。

 ――そういや以前、某英会話学校講師の方から“God damn it!”を婉曲にした“Gosh darn it!”なる表現を教わったのを思い出しました。ギャグなのか本気なのか。



 本日の戦利品。

・『苺ましまろ』 Vol.5
・サモナイ4 アンソロジーコミック 一迅社刊
・ELECOM製 SONY WALKMAN NW-600/700用シリコンケース
・『ミントDEナイト』 BUMSIGN製
・『オルガスムスのウソ』 文春文庫




 珍しくオタク関係の品物で統一されてますね。
 特にMP3プレイヤーのシリコンケースは有用です。しえさんはいつも件のプレイヤーをポッケに入れて聴いているのですが、鍵やらコインやらが入ってるポッケの中でゴツゴツとぶつかるのが不安であったのが、これのおかげで解消されました。
 本当はSONY純正のクリップホルダーが欲しかったんですが、たかがプラスティック片のくせに\1,480というファッキンプライスだったので、ここはELECOM製をチョイス。ああ、周辺機器だけで食ってるサードパーティーだなんて馬鹿にしてごめんよ。エレコム。


 さて、「かわいいは、正義」という思想犯罪ドグマで知られる『苺ましまろ』の最新刊ですが、毎度の事ながら素晴らしい出来でした。
 特に齢十六にしてアウトロー街道を爆走する伸恵おねーちゃんがお気に入り。
 しえさんが思うに、伸恵ねーちゃんはニンフェット達の傍観者です。つまり、読者=大きいお兄さん達のカリカチュア――すなわち彼女が茉莉ちゃんをハグするとき、我々もまた、その腕の中に茉莉ちゃんを掻き抱いているのです。言わば『ロリータ』でいうところのハンバート・ハンバート。
 ちなみにこの『苺ましまろ』、ドイツでも"Erdbeeren & Marshmallows"と題されて翻訳、出版されております。しえさんも一冊欲しいのですが――6.5ユーロもすんのかコレ。
 TOKYOPOP GmbHの公式サイトで何ページが読めるようになっていますが、割と原作の雰囲気を残しててステキです。「千佳の部屋」というプレートが"CHIKAS REICH"(千佳帝国/千佳領域)に直されてたりして。買っちまうか。


 『ミントDEナイト』はサモナイ4同人誌です。
 ホルシュタインミントさんがメインの本なのですが、店頭で用意されていた説明書きには「リシェル、リビエル」と付記されていたので、「リシェルがいるなら俺でも行けるはずだ」と思い立って購入。
 結果。

 リシェル、一コマのみ登場
 しかも非エロ。
 エロ無し。
 Sucks.
 どうしたものか―― 同志様の一人にライ×ミントを強硬に主張した(※過去形)方がいらっしゃいますが、彼に進呈してしまおうか。でも最近はコーラルに傾倒してるからなァ。


 アンソロについては特に目立った点はありませんでしたが、相変わらずリュームのハブられっぷりが素敵。もう彼のレゾンデートルなんて存在しないのと違うか。
 リシェル分が多めだったのもよかったです。やはり時代は幼馴染。ユーゲントフロインディン。


 『オルガスムスのウソ』についてはコメントを差し控えさせていただきます。
 ドイツ人ってこういう瑣末な事を微細に調べるのが好きね。



 そういえば、某店の店頭で『ひぐらしデイブレイク』のデモがモニタに映されているところに出っくわしました。
 罪滅し編以降のホーリーシットな内容ばかりがトラウマとなった『ひぐらし』ですが、しかしこの『ひデブ』はそれなりに面白そうな出来具合でした。セルシェーディングで描かれた(※推測)お馴染みのキャラクターが鉈を背中に隠して忍び寄る姿や、羽入が「ハレルヤ、おれは飛べる!」状態になったりするのは見ていてコミカルです。
 よっしゃ、本編のラストで味わった失望を、この『ひデブ』にて埋めるべよ――そう思いつつ、パッケージを手に取って動作環境を確認するChenowth。

 ・要DVD-ROMドライブ

 我が家のPCに装備されてない件
 あちゃー……確か『群青の空を越えて』の時も、コレがなくて断念したんでしたよね。
 絶望に打ちひしがれながら、ひとり横浜の街を往くHans Chenowth。独身。世界の全てが自らに対してアゲンストであると悲観して勝手に絶望する男。狐耳に救いを見出さんとする白痴。


 悟り。
 最も忌まわしい悪夢とは現実である
 ――しえさんがしえさんであるという事実が既にもうナイトメアかもしれませんね。



Nachtrag.
 Ich habe nicht bemerkt, dass Chat an "Mondsichelshaus" gestern hatte gemacht.
 Wäre ich da...Schade!




5月 6日(日)
シモ・ヘイヘのごとく(挨拶)



 ハサハは、妖狐の身分でありながら、妖狐と等しい者であることに固執しようとは思わず、かえって自分を無にして、護衛獣の身分になり、召喚獣と同じ者になられました。狐耳の姿で現れ、へりくだって、次回作に至るまで、それもクラフトソード物語に至るまで従順でした。
 このため、神はハサハを高く上げ、あらゆる名にまさる名をお与えになりました。
 こうして、天上のもの、地上のもの、地下のものがすべて、ハサハの御名にひざまずき、すべての舌が、「ハサハ・フクスオーァは主である」と公に宣べて、父である神をたたえるのです。




 はいどーもこんばんわ。最近Engrish.comがお気に入りなHans Chenowthです。
 やはり我々が正しいと思って物知り顔で使っている英語も、母語話者から見ると噴飯モノなんだろうなぁ、と思わせてくれる面白いサイト。しえさんは一応曲がりなりにも英文科卒ですが、ぶっちゃけ単位ギリギリだったロクな事を学ばなかったので、時折このテの間違いを連発しているんじゃないかと戦々恐々。
 ちなみに、ワタクシのお気に入りは“CHINGLISH”のコーナー。中国製のアヤしい英語が満載の楽しいコンテンツなのですが、中でも女子トイレの看板にGENTLEMENと誇らしげに書かれている画像は心和みます。
 まあ、一番楽しいのは米人の“Damn those feminists...”というウィットに富みすぎたコメントなんですが。どうして英語話者ってこういう皮肉っぽい物言いができるのかしら。


 前回告知するのを忘れましたが、リリトレ辞典を更新いたしました。
 「キノ辞典」の頃は小物一つ取っても詳細に解説するだけの気合があったんですが、最近明らかに熱意が失せてますねしえさん。――まあ、正直なところ『リリトレ』にはそう魅力が感じられないので、それが辞典にまでフィードバックされちゃってるのかもしれません。
 まあ、しえさんとしては、ああいうハナシがあったっていいと思うけどね。どんな作家でも駄作と称される作品の一つや二つ、現れてくるのが当然ですから。
 馳星周で言えば『ダーク・ムーン』とか。
 ケッチャムで言えば『オンリー・チャイルド』とか。
 秋山瑞人で言えば『ミナミノミナミノ』とか

 ――馳もケッチャムも「最後にはみんな殺して一挙解決ヒィヤッハァー!」な展開が多いですが、それでも何故か自著の焼き直しという印象を与えないのに対し、『ミナミノ』はどうしてああも『イリヤの空 UFOの夏』を彷彿とさせるんでしょうね。こつえー絵?
 つーかEGFマダー? (AA略)



 Kinos Reise Bd.2を再読しました。
 前回はやや斜め読み気味だったので、今回はじっくりと、原作との比較もしながら読んでみましたが、やはり原作の再現性は高いなァと。恐るべしドイチェフォルク。
 ただ、やはり「再現性が高い」とは言っても「原作そのまま」とは行かないのが悲しいところで、何箇所かで違和感アリアリな翻訳が散見されました。
 その最たるものは、やはり『自由報道の国』のこの部分でしょうか。


 まず原書の文章から、

「ひどいなぁ……ボクは町中でいきなり撃ったりはしないよ」
「まあ、そう言えばそうだね」



 次に該当の箇所のドイツ語版。

 >>Das ist ja furchtbar! Ich schieß doch nicht blindlings in einer Stadt herum! Schon gar nicht zur Einkaufszeit!<<
 >>Wenn du das behauptest, dann wird es wohl so sein<<

「ひどいなぁ。ボクは町中で盲滅法に撃ったりしないよ。それも買い物時なんか」
キノがそう言うんなら、まあそうなんだろうね



 ――細かい部分ですが、ニュアンスが少しだけ異なるのが気になります。
 原書ではエルメス自身、キノが実際には町中で突然発砲するような事をしないと確信しているのが見て取れますが、ドイツ語版だと「もしキノがそう言い張るんなら(Behauptenには「主張」の意味合いが強い)、まあそういうことにしておこう」とでも言いたげな雰囲気が出てています。
 陸が憎たらしいと思うのも無理からぬ。

 ちなみに、『自由報道の国』では新聞記事に載っていた旅人の性別については触れられておりませんでしたが、"Land der Pressefreiheit"では女性であると(Motorradfahrerinなどの女性形で示されている)言明されています。――いよいよもってキノそっくり。



 昨日の話になりますが、ニュースによれば大阪某所の絶叫マシーンが殺戮マシーンと化したそうです。
 普段からああいった絶叫マシーンには断乎として乗ろうとしないしえさんですが、それというのもこのような事故がいつ起きるんじゃないかと気が気でならないからです。人間がスリルを求めるあまり、死に直結しかねない体験を渇望するのも分からない話ではないんですが――本当に死んだら元も子もないじゃありませんか。
 そんなに死に近い体験をしたいのなら、ここはフレンチマンどもが“Petit mort”と呼ぶもののお世話になればいいのに――いや、そんな機会すらも得られないから、人は遊園地に行くのかもしれませんね。
 遊園地――なんと寂しい場所。


 とは言ったものの、死に直結しかねない体験というのは何も絶叫マシーンだけではないのも確かです。
 しえさんの仕事も、場合によっては頭上から工具が降ってくる(安全索付けてくれ)とか、或いは足場から転落するだとかいう事故が起こりかねない類のものですし、趣味の自転車とて、時速30km以上の速度から転倒すれば無事では済まないわけで。
 車社会、空気汚染――かくも日常生活とは死の危険に満ち溢れているのですから、わざわざカネ払ってまで絶叫マシーンのお世話になる必要もないような気がしてきます。



 英語版Wikipediaで“Kino's Journey”の項を調べたら、英語版第二巻の発売日が来年の2月とか予定されてて爆笑。8巻に至っては2010年を予定だとか。
 いや、別にいいんですよ。翻訳にはそれなりの時間が必要でしょうから。
 発売日をサバ読んで予約を受け付けたAmazonはどうかと思いますが
 つーかホントに来年なのかな……Andrew Cunningham氏に問い合わせてみるか。
 でも迷惑だろうから止めておこう。




5月10日(木)
常にそれを背負わせてください(挨拶)



 近頃、PS2の『マーセナリーズ』にハマっているChenowthです。
 このゲームを一言で表すとすればGTAオンバトルフィールドとなりましょうか。クーデターが起こった北朝鮮を舞台に、韓国軍、国連軍、中国軍、ロシアンマフィアが覇権を握らんとする中、主人公は傭兵となって各勢力間のパワーゲームを引っ掻き回すという、国際情勢にケンカを売ってるとしか思えないイカすゲームに仕上がっております。
 GTAと違って体がバラバラになったりはしませんが、それでも各種の兵器を駆使して北朝鮮軍兵士をフッ飛ばす爽快感はかなりのもの。その気になれば北朝鮮軍だけでなく、国連だろうが韓国だろうが市民だろうが(ペナルティは課されますが)キルゼムオールできてしまうのも醍醐味です。
 お子様には非常によろしくないですが


 ――と思ったのですが、案外お子様にはイイかもしれません。
 そもそもゲームが識者や親御さんたちによって批判される背景には、超人的な主人公がひ弱な敵キャラを片っ端からブッ殺してゆくタイプのゲームが子供たちに「オレ様最強! 他のヤツらは貧弱貧弱ゥ!」という世紀末覇者的シナプス結合を助長し、他人に対する思いやりを欠かせるきっかけとなる――などといった論拠があるわけです。
 しかし、この『マーセナリーズ』にはそんなプレイスタイルは通用しません。
 米製ゲームにありがちなことですが、難易度がアホのように高く、何の考えなしに徒歩で突っ込めば戦車に轢き殺され、戦車をハイジャックすれば歩兵からRPGを撃ち込まれ、ヘリをハイジャックすれば歩兵の携帯SAMやら対空戦闘車輌やらに穴だらけにされて墜落死してしまいます。
 リアルに考えれば当然ですね。
 ワンマンアーミーなんて所詮幻想に過ぎないのです。
 そう――『マーセナリーズ』は敵兵を殺戮して楽しむゲームではなく、戦場に於いては、凄腕の傭兵といえどすぐに死んでしまうという事を学ぶためのゲームなのです。
 かつてしえさんは『スペランカー』の貧弱な主人公で命の尊さを学びましたが(※史実)、それと同じ事がこの『マーセナリーズ』に於いても言えるのではないでしょうか。

 ただ、チートコードを使うとPTAの方が顔を真っ赤にして怒り出しそうなゲームに変貌するので、やはりお子様にはよろしくないかもしれません。



 今日はそれくらいです。微妙に忙しくてネタを思いつく暇すらありません。
 忙しすぎて、一言メールが投函されているのに気付かないという有様。失礼なヤツだね俺。ごめんなさい。

>通りすがり様
 お説の通り『ひぐらしデイブレイク改』なるものが存在するようですが、どうやら通常版の追加ディスクという位置付けらしいので、どのみちDVDドライバを装備していない我が家のPCではプレイできないのです。
 ビデオカードも微妙にアレなので、プレイするためにはどれだけの投資が必要になるのか――考えただけでゾッとします。
 恐るべしひぐらし。




5月14日(月)
背負えるように祈ってください(挨拶)



 久々にコレットの『青い麦』を再読。
 フランス文学らしいアバンチュールというか、言ってしまえば腐女子の書いたポルノ紛いなこの作品ですが、しえさんは個人的には気に入ってます。レアリテートを廃し、ただ青春の甘酸っぱさのみに特化したおよそ現実味のカケラも感じられない作風ではありますが、ある種現代の「萌え」の概念に通じるモノがあると思えます。
 おそらく当時としては卑俗的で非道徳的な内容であったことは疑いの余地はありませんが、現代の秋葉原文化的なアスペクトから見ればそう奇異に映らないのも、ある意味パラダイムシフトだと思います。

 流石にツンデレ幼馴染はやりすぎだと思いますが

 ――つーか時代先取りしすぎだよコレット女史。萌えるけど。



 ……訪問者の皆様におかれましても、この「古典的名作をオタク的な視点で評する」という手法にだいぶ飽き飽きされてる頃かもしれませんが、しえさんとしては、人は変わらず萌えを求めているという事を再確認する意味で行っているので悪しからず。
 温故知新という言葉もありますからね。
 最近も『日本人はなぜ狐を信仰するのか』という新書を読んでおりますが、これも偏に狐耳萌えの、ひいては獣耳萌えという秋葉原文化の重要な構成要素の源流を探らんとする試みの一環として行っているものです。
 いい加減病院行きませんか
 ――まあ、ハサハ主義者としてもこの手のハナシは気になりますしね。そのうち、狐との異婚譚を扱った研究書でもあれば読んでみたいところです。



 さて、『青い麦』でライリシェ妄想しながら寝ます。
 鬱の泥沼だぜヒィヤッハァー!



 一言メール返信。

>通りすがりの方
 仮想マウントをする位ならバッファローあたりのDVDドライバを購入しますです(笑)
 ただ、同志様の何人かに訊ねたところ「そうでもない」という感想を戴いた(特に対戦のラグの酷さが目に付いた)ので、ドライバからビデオカードまで諸々見送りの方向で検討してます。
 Xboxの購入計画もありますし――デビルメイクライとACE COMBATの新作が――




5月19日(土)
ロング・グッドバイ(挨拶)



 サモンナイトの新作が発表されたとかされないとか。サブタイトルは『ツインエイジ』だそうで。
 戸部淑風味(というか多分ご本人)のイラストでなかなか期待できそうなんですが、よく見たら供給媒体がニンテンドーDSだと知って、しえさんガッカリ。だって持ってないんだもの、DS。
 そもそも本編に関係ありそうなストーリーに見えませんし、外伝的な香りがプンプンするゲームのためだけにDSを奮発するのは非常に躊躇われます。つーかなんでDSなんですか神様。
 シリーズを展開する上ではユーザーの基盤を考えてハードを選定するのが、いわゆる「ユーザーフレンドリー」なんでしょうが、PSからPS2、GBAと来て今度はDSですか。おれの財布をどうするつもりだ
 ――考えたら『サモンナイト』シリーズ自体、システム的にはあまりユーザーフレンドリーとは言えないモノが多かったような気がしますから、そもそもバンプレストという会社の気質自体がユーザーホスタイルなのかもしれません。
 すると、サモナイ5は何だ。Wiiか。リモコン振り回してシミュレーションRPGか。次世代機の能力をフルに生かした召喚アニメーションでも使うつもりか。いくら萌え路線RPGのパイオニアだからっていい気になってんじゃねぇぞクキャー!


********しばらくお待ちください********



 まあ、落ち着け((c)デイヴィッド・クライン)
 Wiiリモコン云々は冗談にしても、仮に『ツインエイジ』がXbox360で供給されるとかだったら、別段悩みはしなかったんでしょうがね。既にエスコンの為に購入予定立ってるし。
 DSの購入に乗り気でないのは、偏にDSでやってみたいゲームがほとんど無いという事にあります。まさか高価なDSをサモナイ専用機にするわけにはいきませんし、無論まだ脳トレ云々にお世話になる年齢ではないのですから。え? 『どきどき魔女裁判』? 考えてみるか
 それにしても、なんで世界にはこんなにハードが氾濫してるんでしょうか。もう全部マルチプラットフォームにしちゃえばいいのに。
 かつて学生闘争が盛んだった時代には「総括」と言って、最終目標としての革命を成就するために個人の個性を滅する行為が盛んに行われておりましたが、つまるところ次世代機も、ゲームを楽しむと言う目的のために総括されるべきではないのでしょうか。
 それを、各社バラバラに出しおってからに。
 純粋にゲームと言う共通目的よりもビジネスを優先する憎きブルジョワジーめら。ユーザーの財布を圧迫する搾取者めら。ゾニーも任天堂もMSも、おまえらみんな榛名山あたりに呼び出して、ゲイツをはじめ一人一人三角帽子を被せて自己批判を要求したい。要求したい。小一時間総括したい。
 それでもこの次世代ゲーム革命とでも呼ぶべき素晴らしき思想を理解しない時は、仕方ないからホントに総括しちゃいましょうか。連合赤軍方式で
 となるとまずは先立つものが必要だから、M作戦を遂行する必要がありますね。アレ? でもこんなにお金があったら次世代機全部買えちゃうんじゃないか?


 ――こう、自分で書いてても時々思うんですが、どうやったら話の中心軸がサモナイの新作から森恒夫にシフトしちゃうんでしょうかね?
 特に立て篭もりやらなにやら物騒な事件が多発する時節柄、こういう思想的にアブない事は書くのを控えた方がいいんじゃないかとは思うんですが……何がしたいんだ俺。




5月24日(木)
深きものども(挨拶)



 どうも。DAVENHEIM 2.0のHans Chenowthです。こんばんわ。
 まあ2.0とか言っても何が変わったってわけじゃないんですけどね。正直なところ、もうネタは枯渇気味ですし、テクストサイトとか自称しておきながら、SSに至ってはほぼ更新停止気味。
 なんとかならんのか
 ならんよなァ……そんなにネタがポンポン沸いてくるようなら、今ごろサモナイSSでも書きまくって、Summon Gateにでも登録して、ヒット数が一日100と200とアップしていくのを見てガハガハと大笑いしているはずですもの。
 ――え? そんな夢物語を妄想してて悲しくならないかって? 死ぬほど悲しいよ畜生


 最近ちょっぴりお仕事がキツめだったりします。
 どれくらいキツいかは筆舌に尽くしがたいのですが、強いて言えばしおり/さおりちゃんレベルでしょうか。キツすぎます。
 普通は「仕事がキツい、辛い」というと、主にメンタル面での辛さを指すようですが、しえさんは主に現場仕事に従事しているので肉体的な辛さが主な悩みとなります。一応年齢的にはまだまだ行ける(はず)トシですが、近年は温暖化の影響なのか、一日一日の温度差が激しくて、作業に影響を来たすこともしばしば。
 その内、謂いも定かならぬルサンチマンが胸に渦巻き始め、ああ畜生大学出てまでなんでこんな仕事してんだどうして異世界の美少女魔法使いに召喚されるようなグッドラックが俺様の身に降りかからないんだどうしてツンデレが俺の幼馴染じゃなかったんだ――といった思考/怨念に浸りながら――日々労働に励んでいます。
 だから病院行きなさいってば
 ――嗚呼、もうこの世の軛から開放されて、どこか老いも病もない場所に行きたい。何もかもうっちゃって、死の恐怖に怯えることもない場所に逃避してしまいたい。
 どこか――深き海の底にあり、巨大な石柱の入り組んだ迷宮と、魚と人間の相半ばしたグロテスクな生き物の蠢く世界で、この世とも知れぬ神に祈りを捧げながら――そんな場所に――
 ラ・ル・リェー! クトゥルフ・フタグン! ラ! ラ!


 とか言いつつ、心の中ではインスマウス面に変貌していることを半ば期待しながら鏡を覗いてみる――あるのは、変わらず童顔の、無精髭の生えた貧相なツラ。
 でも、いいよね。ヰ・ハ・ンスレイに移住しちゃっても。また陸上には戻って来れるようだし。
 たまには陸上に戻ってきて、避暑のためにインスマウスへとやってきたハサハと海辺で戯れて遊ぶこともできるでしょう。
 青色なんだか黄色なんだか判別できない水着を着たハサハと、奇妙な形の冠と黒い裾長のローブという出で立ちのしえさん(※半魚人)が、海辺で戯れる――ああ、なんという素晴らし

ハサハ「いま、いっぴきみえたよ」
しえさん「見えたって、何が?」
ハサハ「バナナフィッシュ」
しえさん「えっ、まさか! そいつはバナナを口にくわえてた?」
ハサハ「うん、6つ」


 バナナ魚日和だ(拳銃を頭にあてがいながら)


 ――そういやラヴクラフトで思い出しましたが、『インスマウスの影』に登場するインスマウスは、どことなく雛見沢村に雰囲気が似ていると思います。
 このままオヤシロ=旧支配者説とか発展させちまおうかと思ったんですが――眠いからここまで。
 おやすみ。