5月10日(土)
コネティカット州ホヮーリー・ウッド(挨拶)





 どうもこんばんは。Pixivで「ハサハ」をタグ検索するのが日課のHans Chenowthです。ご機嫌いかがでしょうか。
 それにしてもハサハ絵は大量にヒットしますね。まるで彼女の御稜威を遍く知らしめるかのようなこの人気っぷりはどうでしょう。さすがはハサハですよね!
 とか言いながら調子に乗ってページをめくって行くと、R-18タグ付きの絵に出っくわしてしまい、思わず聖書を開いて神と問答開始しそうになるChenowth。「次の第3バティカン公会議でハサハをモティーフとした春画の全面禁止を提起しよう」などと考えたりと、脳の涌きっぷりは今日も相変わらずです。

 相変わらず人生を全力でムダにしてますね



 先週の終わり頃に風邪を引きました。
 ちなみに、「バカは風邪を引かない」というテーゼがありますが、アレは決して馬鹿に風邪が感染しないというわけではなく、「阿呆は風邪を引いても、その症状を自覚できないほどに頭が悪い」という意味だそうです。幸いにもChenowthは自分が風邪に罹ったという自覚はあるものの、私の場合はもっと根本的な部分、自分が人生の肥溜めに首まで浸かってることに気付いていない節があるのでなお性質が悪いですね。……仮の同居人に言わせれば、「自分が生きている事にすら気付いていない」そうですが。……トム・ビュキャナンかよお前。
 ともあれ風邪です。
 不幸中の幸いというやつで、熱や喘息のような症状は出ておらず体力的にも問題ないんですが、ただ咳が出るわ出るわ。月曜は仕事だったんですが(GW? 何それ)、始終ゲホゲホしてました。時折痰を切るために「んがァ――! ッカァ――!」とまことオヤジ臭い呼吸法を繰り返したり、同僚を少なからず辟易させたことでしょう。自宅に戻っても咳は相変わらず止まらず、寝袋に潜り込んで寝ちまおうと思っても自分の咳で眠られぬ状態。強がって「咳をしてもひとり」なんて呟いてみたらあんまりシャレにならない文句だった事に気付き、一人泣きました。仮の同居人は既に高鼾でした。



 火曜日にはお休みが取れたので丹沢歩きをしてきました(※風邪)
 登る前に富士見山荘付近で湧き水を汲んで行ったのですが、これがなかなか美味しい水でビックリ。美味しいというかほとんど無味無臭なんですがね。そのままガブガブ飲んでもいけましたし、紅茶を淹れれば普段よりも格段にうまいものが出来たような気がします。昼食はラーメンでしたが、それを茹でたのもこの湧き水を沸かしたお湯です。
 今までは自宅から重たい思いをして2.5L運んでいましたが、やっぱり天然の水はいいですね! 肝炎の危険性も無きにしも非ずですが、しえさんの場合は既にアルコールでカチンコチンなので今更どうということもないです。……つくづく肝臓に悪い事ばかりだな俺。

 まぁ幸いにして現在まで肝臓に異変はありませんが、なにぶん私もトシなので、未だに足が筋肉痛でびくんびくんしてます。流石にフル装備で表尾根縦走はやり過ぎたか。仕事場までチャリを漕ぐのも一苦労でして、事務所の階段を昇るなんてのはほとんど苦行に近いものがありました。
 とりあえずタイガーバウム塗って安静にしてます。


 一言メール返信。

>通りすがり様
ところでアニメ「アリソンとリリア」はどうにかならなかったのでしょうか


 見てないんでなんとも言いかねます。
 だって悪い予感ビンビン来てましたもんアレ。




5月12日(月)
闇に囁くハサハ(挨拶)





 『メグとセロン』を読みました。
 いやァー、時雨沢節炸裂でしたね! なんたって舞台が地下ですよ地下。アルビノペンギンとかボストンの地下に住むリチャード・ピックマンの絵画のモデルやらがウヨウヨ登場しました。そうした難敵に遭遇しながらも突き進む少年少女たちが、遂にド・ラ・ポーア家の食人癖を示す証拠の群れに出会ったときの恐怖感といったら。最後の脱出行では可哀想に、メグたんは目にしたものの衝撃のあまり「テケリ・リ!」しか言えなくなってしまいましたが、でもアホの子なので許せます。可愛いじゃないですか。テケリ・リ。

 イ・ヤアーーー! ヤーアアアアア!

 ……すいません。ラヴクラフトネタに走りすぎました。しかしこのChenowthめの弁解も聞いてください。
 だってネタにでも走らないと語る部分がないんですものコレ。一応は『アリソン』の系譜に属する作品なのですが、最初の頃ほどのスケール感がない(一作目から世界規模の大発見やらかしてるから当然ですが)もんで、どうしても見所に欠けるきらいがあります。というより、話のどうでもよさはサリンジャーの短編に匹敵します。具体的に言えば「フラニー」並み。
 リリトレの頃から微妙微妙とは言われてきましたが、流石にしえさんでも「引っ張りすぎだろ常識的に考えて……」と思わざるを得ません。既に続編が7月に出ることが決定しているようですが、期待度はイマイチです
 ……もっとエキセントリックな話にならないモンかなァ。そういうのは『キノの旅』の範疇かもしれませんが。

 というかニック居る必要あったのかね。
 ひたすら冒涜的かつ奔放、頽廃的でとても名状し難いホモ臭を振り撒いてるだけでしたが。



 取引先の会社様がMicrosoft Office 2007を導入したようで、なんか専用形式のファイルが送りつけられる事が多くなりました。
 しえさんが働く事務所では未だにXP + Office 2003がデフォでして、当然のごとくそれらの資料は読めないんですが、何度「97-2003互換形式にリネームして送れハゲ!」と突き返しても直らないんですよね。先方が機械に詳しくないってことも考えられるんですが、人生の半分を被害妄想で生きているしえさんには作業環境の違いを見せ付けられているような気がして一人歯噛みしています。……まぁドカタの事務屋にゃ高級なマシンなんて必要ないけどさ。
 ともかく、それが次の日に必要な資料だったりなんかした日には、送り直されてくるまで残業ですよ。何ですか。残業代で給料増やしてやろうって心遣いですか。ありがてぇこったな、ええ?
 ……いや、実際ありがたいんですけどね。事務方に入って現場の頃の諸手当が付かなくってからというもの残業代でようやく人並みの給料になるんで。
 ハァ。



 一言メール返信。


>ヘル・カッツェンバッハ
Deven-heim > ダヴニャイム
リエゾンしてはどうか!


 どうしてHTMLファイル名の綴りを間違えてるかはハサハのみぞ知る。


>K氏
自分もピクしヴでユエル検索は日課です。


 じきに一日五回になります。




5月15日(木)
アルティメイタム(挨拶)





 先刻、Amazon.co.jpから次のような通知が届きました。



▲ 最後通告





野郎ォォォオオオ!

 遂に来ましたよイェアッハー! まったく、TOKYOPOPには絶望する他ありませんね! 見切り発車で一巻だけ発売した挙句、Chenowthはともかく全米のファンに待ちぼうけを食わせた挙句、遂にはAmazonが「いやもう無理」と認めざるを得ないほどの酷い様に陥るとは。
 親愛なるAndrew氏の仕事もこれで全部パァですよ。もしかしたら彼も何か知っていたのかもしれませんが、守秘協定かなにかで口にできなかったんでしょうか。彼のブログを読んでも「大神マジ名作すぎる」とかしか書いてないんで本当のところは分からず終いですが。
 個人的には英語版二巻なんぞ期待してすらいなかったんですが、どこまでクソ素晴らしい出来になるかにはいささか興味があったんで、発売を心待ちにしていなかったと言えば嘘になります。しかしその希望も今日潰えました。
 これだからアメリゴ人は!



 そんなわけでどうもこんばんわ。怒り心頭のHans Chenowthです。イスタンス・インテリウス・イラ・ヴェヘメンティ!
 おまけに紀伊国屋BookWebでドイツ語版キノの第五巻を注文しようとしたら、品目からKinos Reiseがシリーズごと消えていてさらにイライラ。もしもしえさんがこの世の神であったならばまず間違いなく八つ当たりでアルマゲドン到来させているところだったのですが、この世の創造主の妙なる配剤のおかげでワタクシは幸いにもただの一人のクズ人間でおります。……こういうヤツに権力持たせてもろくすっぽ良い事ないしね。
 いっそのこと、もうこの世で手に入れる事は諦めてプレアデス星団のセラエノ大図書館に在庫照会とかしてみますか。あっちに行くにはちょっくら時間が掛かりますが……なに、実は私はヴァーモント州ウィンダムに知り合いがおりますんで、彼に頼めばすぐ行けますよ。ヘンリー・エイクリーという学者肌の変人ですが。
 イア! シュブ・ニググラトフ! その山羊に(以下略)



 ヒヤデス星団から一言メール返信。



>千鳥様
えぐっ、ひぐっ・・・(涙
あまぞんから最後通牒が・・・一体何が?


 一緒にセラエノ行きます? (金属製の円筒を差し出しながら)




5月21日(水)
未知なるハサハを夢に求めて(挨拶)





 思い切って献血なんぞやってきました。
 情けないと思われるかもしれませんが、この齢まで献血童貞でした。別にエホバの商人(同人聖書を売り付けにくるアレ)の一味だとかそういうわけではないんですが、やはり自分の血をどうこうするのには少なからず抵抗があったのも事実です。それ以上に他人のために我が身を切るだけの良心が端から欠けていたというのもあるんですが。
 ともあれ、いい加減利己的に生きるのにも疲れを覚えるようになりましたし、それにハサハ主義的に言えば血なんぞ惜しむもんでもありませんからね。殊にしえさんのような野郎の血は。
 あとは……そうですね。仮の同居人に勧められました。医療従事者らしいんで、奴。

 しかし注射が大の苦手と来る。
 検査用の針をブッ刺されるのも嫌いですし、採血用の針(管内で血液が凝固しないように超大口径)を見たときにはまるで初夜に臨む処女の如く緊張しました。脇のよく解らない機械に置かれたビニールのパックの中に、赤ワインの如き色の血がたっぷりと溜まってゆく様も見ていて気持ちのいいモンではありませんでした。結局10分ほどで400mlほど出し終わりましたが、実は早いところ済ませたくて手をニギニギしていたせいです。
 ……ちなみに肝炎検査などもお願いしたんですが、アレってその場ですぐ分かるわけじゃないんですね。肝臓の虐待に関してはハサハに訴訟を起こされても仕方ない程の前科があるしえさんですから、後で心配になって日赤職員さんに「もしワタクシの血が妙な病気を持ってるって分かったら、採った血はどうなるんです?」と尋ねると「心配要りません」という頼もしい答え。

 「何かあったら使いません。全部処分します」


せめて返してくれ

   ……二週間後くらいに検査結果を書面で通知するとのことですが、楽しみですね。もしかしたら400mlムダにしただけかもしれません。



 『さよなら絶望先生』の第十三集を購入。
 いつにも増してリアルな笑えないギャグが満載となっておりました。マガジンの主な読者層であればポテチ喰いながらガハガハ笑って読めるんでしょうが、お世辞にも若いとは言えなくなったしえさんが読むとなんとも言えない気分になってくるから不思議なものです。本編で現実の女性に興味を持てない哀しき秋葉原戦士たちが登場した回なんかはほとんど他人事で済まされないネタでした。どんどん女の人を愛せなくなりそうです。
 ……ちなみに、しえさんが読み終わった後に通読した仮の同居人は“疲れが顔に出ている”千里を見て爆笑し、次いで突如ふさぎ込みました。自分のツラを思い出して鬱入ったんでしょうかね。
 何はともあれ、『絶望先生』は決して読者に優しくない漫画のような気がします。
 個人的には『ライ麦畑でつかまえて』と一緒に不良図書として禁書目録に記載しちゃいたいくらいなんですが、面倒なんでうっちゃっておくことにします。……それに奈美が可愛かったんで。
 日塔さんは良いキャラしてますよ。登場人物が皆とち狂っているというエルロイな世界で、彼女だけは物語中で「世間一般常識」としてのメルクマール足る存在です。ちなみにエルロイワールドでは彼女のような人間が真っ先に死ぬ傾向にありますが、そこは気にしないようにしましょう。突き詰めて考えると木津・“シュラウド・シフター”・千里が斧で奈美の首をスッ飛ばす場面がテクニカラーで見えてきたりします。

 エルロイといえば、『キラー・オン・ザ・ロード』を古本屋に探しに行った時の話になりますが、間違えてケッチャムの『ロード・キラー』を買ってきてしまったのをなんとなく思い出しました。
 いや、まぁ、どっちも狂ってるんですが。ケッチャムもエルロイも。



 一言メール返信。

>千鳥様
>??? 紀伊國屋BookWeb、「Kinos Reise」で洋書詳細検索をかけて、出ましたよ5冊?


 お陰様で見つかりました。紀伊国屋は妙な所で抜けてるから困る。
 ちなみにセラエノ図書館行きの話ですが、ハリに住んでる旧支配者からヴィザの発行を拒否されたので無期限延期になります。私どもでは、ごく最近までこのヴィザを入手可能なものと見込んでおりました。この結果がわかるまでに長い時間がかかったことについても、心よりお詫び(以下略)




5月31日(土)
Live foe you.(挨拶)





 前回の日記からしばらく間が開きましたが、別に結核に罹って死んだとか、モサドから送り込まれた暗殺者に細切れにされたとか、あるいは仮の同居人に首を絞められて殺されたとかいう事は全然ありませんでした。いつも元気で「木津千里にニックネームを付けるとしたら“ベズプリェーチナヤ”しかないな」とか考えてました。
 最近は特にルーチン化された毎日を送っているために、ネタになるような事もないのです。第一生活の中で変化が付けられる部分が少なすぎます。精々が昼飯に何を喰ったか、寝る前にどんな本を読んだか、CoD4のオンラインで何人倒してやったとか、そういう瑣末な点ばかりです。
 アニメも観ない、ラノベもご無沙汰、ゲームはXbox360のKOROSHIAIゲーム……こんな毎日で日記に書けるようなネタが生まれてくるわけがないじゃないですか!

 そんなわけで仮の同居人の生態をネタにしてやろうかと思ったんですが、一応の礼儀として事前通告しておこうと思ったらイギリス人みたいな言い回しで慇懃無礼に拒否されたので中止。いや、色々面白いネタ持ってるんですがね。なにしろ、しえさんのように生きてる事自体が奇跡に近い人間ですから。なんたって太宰治愛読者で江ノ島(ry



 リンク先にいくつか修正を加えました。
 同志ヤナ様が再びサイトを立ち上げたとの事で嬉しい限りです。一度はしえさんの妄言に辟易した可能性あり閉鎖しておられましたが、また電子の世界へ戻ってくる決心をなされたようで。デザインも可愛らしくてセンスが感じられます。女の子のサイトかと見紛うほどと言ってもいいくらい。
 ……90%が手書きHTMLで構成されている駄文ハイムとはエラい違いですね。しえさんもココを管理する上でいくつか基本的なHTMLは勉強しましたが、スタイルシートなんて素敵なものは一部を除いて使っておりませんし、タグは散逸しまくって統一されていません。文法は無論メチャクチャです。機能すればいいというレベルで記述したもんで、今から手直しするのも面倒な程。
 ビルダーでも使えばいいんでしょうか。流石にWordでレイアウトするのはヤバい気がしますが。



 Xbox360で、外人からよく分からないメッセージを戴く機会が増えました。
 「GamersSaloon.comでCoD4大会やるけど、参加する?」という、アメリカ人らしい実に直截なメッセージだったんですが、賞金が懸けられた大会の上に参加には費用がかかるとのことで無視。しかし何度無視してもこの手のメッセージがアメリカンツィから送りつけられてくるので、遂にある時しえさんもブチキレて「なんつークソを送り付けて来るんだお前?」と返信したら、ものの数分と経たないうちに「お金が得られるクソです(^^)」というメッセージが帰ってきて堪忍バッファがオーバーフローしました。
 早速CoD4を起動してオンライン対戦で憂さ晴らしに明け暮れたのですが、その中にフレンドリーな外人さんが居たので「ゲーマーサルーンとかいうトーナメントに誘われてんだけどさ、奴ら何モンよ?」と尋ねたところ、「ケツの穴みたいな奴ら」というまことアメリカンな答えが帰ってきました。……外人も辟易すんのね、コレ。
 ちなみに「でも大会へのお誘いが来る俺って実は強いんじゃねフヘヘ」とか一人悦に入ってたんですが、調べてみたらほとんど無作為に送りつけていることが判明してガッカリ。アメリカなんて氷河期が来て凍っちまえばいいんだ。



 献血の際に頼んだ血液検査の結果が返ってきました。
 肝臓に影響は見られないものの、なんだか蛋白がちょっと高めでした。少し気をつけたほうがいいかもしれんね。