鏡の国のイヤフォン(挨拶)
新しいカナルタイプイヤフォンを買いました。
SONY製のが壊れてからはAudioTechnicaの携帯ヘッドフォンなんかを使ってたんですが、さすがにこの季節になると蒸れて不快です。さりとて我が家に山ほど転がっている通常のインナーイヤフォンはしえさんの耳の形状が奇ッ怪なためにフィットせず、やはりイヤフォンはカナルを探す他ありません。
で、とりあえず安かったJESTTAXの『MHP-EP-1』を買ってみたんですが……
どうやったらこんな酷い音に出来るんですか?
まだダイソーの製品のほうがマトモな音が出ます。籠りは酷いし、インピーダンスが低い(16Ωときた)のでちょっとした音量でも爆音と化して響いてきます。中音域だけがなんとか聴けるレベル。
アルミハウジング採用だとか高級感あふれるパッケージで誤魔化してはいますが、厚化粧で誤魔化した年寄りの淫売みたいに中身はロクでもないイヤフォンです。いやぁ、久々に直球すぎる地雷を踏んじまいましたよ。直球過ぎて吹き飛ばされた事に気付くのに時間がかかるくらい。
とりあえず駄目元でエイジングに掛けてみますが、改善される気配がないので\1,600はムダに消費される予感。ファック・ユー、くそばばあ! (湾岸戦争でイラク地元民に囲まれたイギリス特殊空挺部隊員のように)
さて週末ですが、珍しく箱○にもパソコンにも手を延ばさずに「あー何か面白いマンガねーかなー」と仮の同居人に期待の眼差しを注ぎつつ呟いてみたら、なんと親切にも『BLOOD ALONE』を貸してくださいました。しえさんの大好きな、いいトシした男と少女のハートフルストーリー(※Hurtful Storey)ですよ! ヴィヴァ! 帯の紹介に「ストレンジラブストーリー」なんて表記があったのを見た瞬間に水爆大好きなドイツ人医師が脳裏をよぎりましたが、精神状態の平衡を保つためにも敢えて無視しましょう。
『BLOOD ALONE』はジョゼ似優男のクロエと吸血鬼少女ミサキを軸として話が展開して行きますが、物語と根幹となるべき設定その他諸々はぱっと見なにがなんだか分からないという不親切状態。ただただクロエとミサキのキャッキャウフフが脈絡もなく繰り返されるだけです。
萌えるからいいけど。
……あと、こういうこと言うと自称ロリコンの名折れかもしれませんが……サイノメ先輩が可愛すぎます。いやマジで。
ちなみに、しえさんが仮の同居人から本を貸与されるように、しえさんもまた奴に本を貸したりします。この前は「これ読んでいい?」と『スターリングラード 運命の攻囲戦 1942-1943』を本棚から抜き去っていきました。
……もう棲みついてだいぶ経ちますが、奴の奇行には驚かされることばかりです。
職場の総務にいる知人とお酒を飲んできました。
その日は週末でもなかったので、しえさんは結構気をつけながら飲んでいたんですが、その知人がやけに荒い飲み方をしていたのに気付きました。何かあったのかと尋ねると「ウチってさ、人の使い方大丈夫かなぁ?」という酷くヘヴィな質問を返されました。何でも、先の秋葉原テロの実行犯が「会社から不当な扱いを受けていた(と思い込んでいた)」などといった供述をしているという報道を見て以来、自分の管轄である人事上の問題から第二のテロリストを輩出しちわまないかと心配なんだそうです。
確かにアレ以来、社内の掲示でも「従業員を慮り云々」なんてポスターが臨時に張られていますが、しえさんはそこまで神経質になることはないんじゃないかと思うのです。あの手の突発的なテロリストなんてのはどのような状況下でも生まれてくるものです(cf. エルンスト・ワーグナー)し、それがどこに現れるかなんて余人には想像もつきませんから、気を揉むだけ無駄ではありませんか。
……まぁ、社員の待遇が改善されるならそれに越したことはないんですが。とりあえずティーサーバーをさっさと修理してくれると嬉しいですね。あと自販機。
岩手・宮城内陸地震では多くの方が被害に遭われたようで痛ましい限りです。
普段なら単なる上辺だけの遺憾の意なんですが、昨年の夏に訪れており、また今年も足を運んでみようと考えていた程に思い入れのある土地であるだけに、しえさんのショックも大きいものとなりました。幸い目的地である白石市(宮城県南部)には目立った被害はないようですが、それでも残念。
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