1月 1日(金)
トゥエニィ・テン(挨拶)






 さる12月31日に、『駄文ハイム』管理人であるHans Chenowthが「チルノのことを“知性も魂も持たない”“盲目にして白痴”“冒涜的な言辞を吐き散らしながら沸騰する原形質”などと冒涜した」廉で告発されたため、今日の更新は前以て用意された年賀状の貼付をもって代えさせて戴きます。
 なお看板娘アグリピーナ・ヨシフォーヴナ女史の話では「訴状を受け取っていないのでコメントできない。だが、同志Chenowthが“『東方』をプレイする位なら、『Modern Warfare 2』のシングルベテランをクリアする方が万倍マシ”と嘯いていたのは事実だ」とのことです。





1月 5日(火)
スオマライネン・シィスー(挨拶)




ローランド・エメリッヒの最高傑作は『スパイダー・パニック!』だと思う。
  ――仮の同居人




 あけましておめでとうございます。初夢がド・ゴール将軍を狙撃しようとする霊夢だったHans Chenowthです。「でもわたしはプロとしてベストです。したがってお賽銭もいちばん高い」と。しかし結局、フランスやらベルギーやらで美食に舌鼓を打ち、熟女を抱いては殺し、挙句の果てに仕事をトチってフランス刑事局の次長なんぞに殺されてしまうわけですが。そんな初夢。
 さて、皆様におかれましては平穏無事に元旦を過ごされたと思いますが、ワタクシの方も割と穏やかな年始めを迎える事が出来ました。宿酔いの状態で1月1日の朝を迎えたり、鶏肉の入っていない雑煮を食べたり、日本酒片手におせち(一人用)を摘んだりしていました。二日目は駅伝を見たりしてゴロゴロしながら、窓越しの陽光に猫のごとくうたた寝をしつつ怠惰に過ごすような具合。
 決して仮の同居人の実家に連行されたとか、妹によって実家から召喚されたというような事実はありませんでした。
 ……というか、奴に兄弟が居たなんて初耳ですよ。しかもそれが子持ちで、その子供に期せずしてお年玉を差し上げる破目になろうとは。



 新年早々ナニですが、ビクトリノックス・クラシックを紛失しました。
 あの全長60mm足らずのナイフが行方不明になるのは、それこそトッ散らかったChenowthの部屋ではさして珍しい事ではないんですが、今回はちょっと事情が違いまして……実は心当たりがあるんですよ。初詣に小銭と間違えて賽銭箱にトスした可能性が。
 ……いつもはズボンのコインポケット(御婦人方の為に申しておきますと、男のズボンにはこうした“隠し”があるのです)に入れてるんですが、周囲が暗かったのと多少酒が入っていたのとで、適当に小銭をバラバラ掴み出して放り投げたまでしか覚えていません。歩いてる内にコインポッケから飛び出て、メインカーゴで小銭と入り混じってしまう例は今までにも経験がありますし、もしかしたら遂に……と。
 大きさも重さも“硬貨”だと言われて違和感ないような具合ですしね。
 そう高いモンでもありませんし、さっさと買い直せばいいような気もしますが、それには今まで使い込んできた愛着が強すぎる。
 それともどっかの泉の女神様が持ってるのか。
 突然しえさんの前に現れて、「あなたが失くしたのは、この赤のビクトリノックス・クラシックですか? それとも、ウォーレン・トーマス謹製ヨロイドオシですか?」とか訊いてくるんですよ。しえさんも「イチロー爺のナイフなんぞ要らんわ!」と絶叫して、我がビクトリをこの手に取り戻す――というような展開。いや、アリだと思いますよ。ヨロイドオシ。でも、アレじゃあ鼻毛は切れないし、爪もトリムできません。



 一言メール返信。


>名無しの人 様
 あとYouTubeのムダヅモ無き改革がカオスですよ。


 評判だったんで、単行本買っちまいました。
 麻雀はやらないんですが。


>皇翼 様
 シングルベテランクリアは東方のHardクリアと同じくらい難しい。


 あけましておめでとうございます。
 東方も深呼吸一つでダメージ回復すればいいのにね。


>卯 氏
 実に奇妙なやり取りと、Chenowth氏の寛大なお心で結んで頂いたご縁ですが、今年度も引き続き、大きな心で接して頂ければと思いますです。どうぞよろしくお願い致します。


 あけましておめでとうございます。
 寛大な心も何もリンク先の実績を増やしたかっただけというのが動機ですから、そこまで恐縮なさらなくても、ハハハ……。いや、無論折に触れてはブログを拝読させては戴いてます。コメントは、それこそ時々。




1月 8日(金)
ハサハ・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ(挨拶)




犬が苦手でも、『ピーナッツ』は読める。
  ――ヤネク・チェノウスキ




 どうもこんばんは。結局『東方』は体験版すらクリアできなかったHans Chenowthです。加速度とか慣性が掛からない自機ってのは随分と操作し辛いモンですね。慣れれば上手くなるのかもしれませんが。
 しかしまあ、「原作を知らずに二次創作は書かない」というのが信条のChenowthですから、ここで諦めて、今後は東方ネタを一切持ち出さない事にしようかとすら考えているような今日この頃。書籍ベースの『東方儚月抄』というモノもあるそうですが、内容は『レイド・オン・月面』だという評を聞いて二の足を踏んでいる所です。
 だってアレでしょ? 戦争の話でしょ? 鈴仙が捕虜にしたアポロ乗組員の耳を切除しながら「てゐ、耳の後ろにメイド・イン・USAって入ってるぜ」なんてジョークを飛ばすんでしょ?
 てゐ「みんなおかしいよ。みんな狂ってるよ」
 小説版もあるようですが、どうせうどんげがチェスカを振り回すような冒険活劇に決まってますよ。きっと全編に亘って以下の要素をふんだんに含んでるに違いありません。

・アイルランド
・IRAやアルスター義勇軍
・教会の説教壇からの眺めが案外良い事に驚く主人公
・ゲシュタポが過去に使用したモーゼル、或いはチェスカ
・芸術肌かつインテリの暗殺者
・仕置き代わりに膝を撃ち抜く
・暗黒街のギャングは決まって兄弟で、仲は良い
・毛布に隠して膝の上に置いたショットガンが、常に撃鉄を起こし忘れている
・暗殺者はクライマックスで銃を構えるが、あえて撃たずに逆に射殺される

 ……こう書くと、ホント変わり映えしませんね、ヒギンズって。
 そういや『東方儚月抄』には“綿月姉妹”なんてのが出てくるそうですが、コレが案外ギャング兄弟のポジションだったりするんでしょうか。つまり、姉貴が膝を撃ち抜かれたり、妹は火葬場で灰にされたりする展開が期待できそうなんですが。
 それともアレかな? 地上人の月面侵攻が、実は第160特殊作戦航空連隊やら第75レンジャー大隊の主導で行われるという展開とか。「ファッキン・えーりん!」の合図も勇ましくMH-60で月面に乗り込んだは良いものの、虎の子のヘリを月の兎どもに撃墜されて涙目になりながら、「ごめんなさいごめんなさい第10山岳師団でもマレーシア軍でも良いから増援よこしてマジ死ぬ俺が死ぬ」と鼻水や血を流し続けるアメ公が目白押しですよ!

 ネタで言ってるとお思いでしょう?
 でもちょっとだけ読んでみたいんですよ
 ……東方もファン層広いんですから、こういう二次創作があっても良いハズなんですけどね。でも見つかるのは百合ばかり。



 一言メール返信


>名無しの人 様
 自分はお稲荷様が種目美麗な和服来た女性になって性的行為する夢見たが罰当たりなのか


 101号室行きだ(齧歯類を入れた篭を手に)。




1月11日(月)
ドヴィズィ・シルタンナヤ(挨拶)




いつか私が死ぬ日には、どうか私の傍を離れないで下さい。
  ――マタイ受難曲




 どうもこんばんは。世界で最も醜い自動小銃はTKB-022Pだと思うHans Chenowthです。


▲ TKB-022P


 ……ブルパップ型ライフルの登場以来、従来のコンベンショナル型との優劣について、何かと議論が絶えませんが、コイツはそんな諍いからさえも遠く隔たったデザインです。
 コレを試作したのはゲルマーン・アレクサンドロヴィチ・コロボフというロシア人で、何を考えたのかコイツのバリエーションを数種類も生み出し、おまけに軍用小銃トライアルにAK-47の対抗馬として提出したこともあるようです。
 幸か不幸か、赤軍のお偉方もこんなモノを採用するほどには耄碌していなかったと見えて、AK-47が正式採用の座を勝ち取ったのはご存知の通り。しかし、1960年代すでにこんな変態デザインを考案していたコロボフの功績は、もう少し讃えられても良いような気がしますね。「ソ連製兵器は見た目が変態」の先駆者でもあるんだですから。
 特にTKB-022PMのデザインはマジキチ。シイラカンスか何かに見えます。


▲ TKB-022PM





 『東方求聞史紀』を買ってきました。
 弾幕ゲーは苦手ですが、あの微妙にフォークロアっぽい世界観が気に入ってるので、せめて設定資料集だけ手に入れてみたという次第です。Wikipediaとか、ガイジンの詳しすぎるWikiなんかでも事足りそうな気はしますが、こういうモノは紙媒体で読むに限ります。
 ちなみにこの『東方求聞史紀』、副題に"Perfect Memento in Strict Sense"とありますが、ちょっと何を言いたいのかが分かりません。「あらゆる意味に於いて完璧な記念唱」ですか。記念唱というのは、カソリック教徒の経文のことですね。キリストの肉と血をむしゃむしゃ戴いてから唱える、まこと有り難いものです。
 この憎き異教徒ばら
 閑話休題。
 さて肝腎の内容ですが、当然のように設定資料集です。それ以上でもそれ以下でもありません。未プレイの身には読むのが堪えますが、それでもまぁ楽しめますね。本編知らないとよくある「設定だけ作ってみた」まとめノートのような体裁にも見えますが、それはしえさんの偏見というものでしょう。
 興味深いのは、月の世界では未だに銃火器が現用らしいという事でしょうか。てっきりレーザーとか"気"の類で弾幕ごっこをしているものだと思ってたんですが、中には銃火で戦う猛者も居たんですね。でもスペルカードルールに則って戦うとなると、事前に「FBアルファ、ディスイズ・ロメオ64、ファイアミッション、マップグリッド244352、デンジャークロース!」とか宣言する必要があるんですよね。そして思いのほか至近弾になって、おしっこ漏らしながら「シースファイア、フレンドリー! フレンドリー!」と絶叫するレイセンさん(※数瞬後に四散)を想像するだけで股ぐらがいきり立ちます。
 きっとこの「モダン・月面戦争」にあっては、我らが八意・“フェルマツェフト”・永琳女史も軍医として辣腕を振るう事でしょう。月兎の負傷した手足を麻酔なしで切除するなんて朝飯前ですよ! あんまり見込みの無い重傷者となると、「苦しんでる兵を楽にしてやるのも将校の務めだぞ」と一喝して脳天に『慈悲の一撃(クー・ド・グラース)』を撃ち込むに決まってます。

 ……FPS化しねぇかな、ホント。
 幸い舞台となる幻想郷がロケーションに富んでますから、色々なシチュエーションが楽しめると思うんですよ。迷いの竹林をブービートラップに怯えながら通過したり、紅魔館の屋上からオーストラリアン・ラペリングをしたり、挙句の果ては迫撃砲とMG42で照準された無名の丘を駆け上るような「弾幕ごっこ」が期待できます。
 『Call of Duty』シリーズのTreyarch組が作ってくれたりしませんかね。もういい加減WWIIモノを作るのにも厭きたでしょうし。



 一言メール返信。


>名無しさん 様
 東方には男×女カプもありますよ。魔理霖とか、


 『東方求聞史紀』で言及されている男キャラが、奴以外に見当たらないことに驚愕。




1月15日(金)
ボーイナ・ヴァストーカ(挨拶)




POWERRRRRRRRRRRR!
  ――ジェレミー・クラークソン




 『東方妖々夢』の体験版をプレイしてみました。
 前回は最初に目に付いた『紅魔郷』を遊んで、そのあまりの難易度に放り投げたワケですが、識者曰くアレはシリーズ屈指の高難易度を誇る作品だったそうなので、少しライトな『妖々夢』を勧められた次第です。
 まぁ、「少しライト」と言われてもやっぱり難しいんですよね。
 元々しえさんは根っからのシューターでもありませんし、ゲームの説明書やルールブックを読まないことにかけてはアメリカ人はだしです。よく分かりませんが、ゲームのルールなんてのは「銃を持って立ち塞がる者あらば、これを撃て」だけで事足りますよね。それこそ相手が動かなくなるまで撃ち込めば。つまり胴体にダブルタップ、頭に一発。
 しかし、しえさんは忘れていました。
 東方はFPSではないことを
 ……二、三発喰わせたくらいじゃ誰も沈みませんし、相手の攻撃も“弾幕”というよりはMLRSの霰弾子群を避けているような感じがします。唯一楽しいのは弾数制限がない事ですが、これもリロードアクションに浪漫を感じるChenowthのような人種からすると、あまり魅力的じゃありません。
 精々がキャラクタの会話を面白おかしく眺めるくらいが楽しみですが、実際のプレイ時間のほとんどは弾幕を掻い潜ってるために、ロクに堪能することも叶いません。……というか、ダイアログのテンポや小気味良さはともかく、彼女らの話はしえさんが知る「コミュニケーション」という概念から遠く懸け離れてます。
 この『東方チャンバー・オヴ・トーチュア』を生き残る術は、たぶん世の中にはいくらか存在してるんでしょうが、生憎と私には備わっていないようです。動体視力なんて褒められたモンじゃありませんし、指先の器用さははアメリカ人の足の親指と同程度。もういっそチートでも使ってやろうかと思ったんですが、専用のツールなりプログラムなりを探すだけで面倒になったので、大人しく正攻法でアリスさんを虐殺する作業に戻りました。
 それにしてもね、どうしてこうワンマンアーミーなのかと。
 以前から『東方』は何かが違うと思ってましたが、一緒に戦う“仲間”が欠けてるんですよ。アメリカ人の言い方を借りれば、「背中を守ってくれる」奴の存在が足りません。萎えそうになる気力をお互いの言葉で奮い立たせながら敵を撃ち、時には斃れた戦友の血でその胸を染める――そんな仲間が。
 「オラに力を分けてくれ!」なんてベタじゃありませんが、やはり最後に頼れるのは仲間ですよ。Price大尉は「信用なんかするから裏切られるんだよ」と言ってますが、それでも彼自身はSoapをガッツリ信頼してましたからね。しかも『東方』シリーズで“仲間”といえば、即ち百合展開ですよ! きっとベッドの中でもI cover your six(略

 ……とまあ、散々ここまで語っておいてなんですが、『バイオハザード5』のような“仲間”だったら要らない気もしますね。どうせ勝手にボム使ったり、画面を流れてくるアイテムを横取りしたりするに決まってるんですから。



 『子ぎつねヘレン』のDVDを買いました。
 TVで『ウルルの森の物語』のCMを見まして、「なんでキツネじゃねーんだよ!」というあまりに身勝手というか迷惑すぎる義憤を感じまして、そこですぐさま新星堂へと買いに走った次第です。……どうして『ウルル』がキツネの話じゃないことに失望 → 『ヘレン』購入の流れになるのかは、自分でもよく分かりません。きっと誰にも分からないでしょう。
 それにしても『子ぎつねヘレン』、しえさんのDVDコレクションの中ではかなり異彩を放っています。
 そもそもが戦争映画や押井作品しか揃っていないような中に、こんな可愛らしい一本を新たに向かえる事になったんですからね。つまり『300』の腹筋と『ヘレン』の三角耳が同じ棚に並ぶわけです。
 肝心の内容に移りましょうか。
 ええと……実は以前に一度地上波で放映したのを観ているんですが、それでも飽きさせませんね。しえさんのキツネ好きとしての性癖によってバイアスが掛かっている可能性はありますが、それでも脚本はよく練られていると思います。
 特に「子供と動物の話」として完結しているのが良いですね。
 普通、お涙頂戴の動物モノというのは「家族の絆」というテーマが深く関わってくるワケですが、『ヘレン』ではその辺にあまり触れられません。一応、周りの大人は色々と奔走することにはなりますが、主人公の太一君は黙々とヘレンの世話をするだけ。煩わしい人間関係や社会のしがらみなどとは無縁に、ただ子供と動物との間で充分に心温まる関係が育まれていくのが分かります。
 これを観ると、「真に純粋なのは子供と動物だけ」という小児性愛者御用達の決まり文句が出てきそうになりますが、実際その通りとしか言い様がありません。ワーズワースも同じような事を書いてたような気がしますが、我々はこの映画を通して、子供から学ぶことの大切さを認めなければなりません。多分そういう映画なんでしょう。多分。
 あと、エンドクレジットに蔵王キツネ村の名前があったのにちょっぴり笑顔。そういや去年にはヘレン役のキツネの孫にあたるキツネさんを拝見したような気がします。



 一言メール返信。


>皇翼様
 色のせいかもしれないが
 殴るのに使ったら強そうですよねこの銃


 何処を持てばいいのか迷うデザインってステキ。


>名無しさん 氏
 全盛期の時雨沢伝説。


 噂では、アメリカの17州では違法な存在だとか。




1月18日(月)
エーリナ・イリニチナ・ヤゴコロスカヤ(挨拶)




グリーン・スリーヴスは俺の嫁、グリーン・スリーヴスは俺の全て
  ――『グリーン・スリーヴス』




 どうもこんばんは。「どうしてカップ麺の“きつねそば”が存在しないんだ」のHans Chenowthです。
 インスタントの和風麺も多数出てますが、なぜか決まって蕎麦となると「たぬき」なんですよね。そして、きつねはうどんだけ。
 不公平じゃないか。
 ハサハ主義的には「きつねそば」が聖体拝領のパンの役割を果たすというのに、世間ではマトモに認知されてないという事ですよ? 掻き揚げを莫迦にするわけじゃありませんが、正直ソバの具としては戴けないでしょう、アレ。……汁の中でグズグズに溶解した挙句、箸で摘めなくなるし。
 そんなわけで、結局きつねそばを食べるとなると、駅の立ち喰い蕎麦屋くらいしかなくなります。高級な蕎麦屋なんぞ行こうものなら、油揚げなどという低俗な(と、職人が愚かにも嘲笑する)具は用意していませんからね。その上、立ち喰い蕎麦屋の出すきつねそばはシンプル極まりない構成で、慎ましさを旨とするハサハ主義には見事なまでにマッチした食べ物といえます。
 いつかハサハと、そんな蕎麦を手繰りたい。
 立ち喰い蕎麦のカウンタは彼女にはやや高めですから、一段下の荷物置きをカウンタ代わりにしてズルズル食べるんですよ。しえさんは七味、ハサハは何も振らずに油揚げにかぶりついて――あまりの食べっぷりに飛び散った汁を、恭しく拭き取ってあげる場面を想像しただけで、しえさんの魂はイン・エクセルシスです。
 ……どうですか? こんなハサハ主義。
 しえさんは自分で書いてて気持ち悪くなってきました



 なんだか世間じゃ民主党が死に体のようですが、あと何日保つんでしょうね。
 個人的には民主そのものよりも、連立与党が軒並みダメさを露呈したために、次の選挙で票を入れる政党が思いつかないのが悩みどころです。かといって自民は暫く再起不能でしょうし、そうやって消去法で行くと共産党が一番マトモに見えてくるわけです。
 しかし共産主義。
 いまさら共産主義。
 たとえ21世紀資本主義社会が破綻の途にあるとはいえ、流石にあんなカビ臭い、政治思想と呼ぶのも躊躇われるような宗教にこの日本を預けたいなどとは思いません。それが純粋なマルキシズムなら幾分マシなんですが、スターリニズムみたいな「共産主義の皮を被った専制君主制」なんてやられた日には、この国は終わりですからね。
 まぁ、最初の何ヶ月かは鳩山の私有財産(内訳: ママからのお小遣い)が没収されて、奴が人民裁判に掛けられる様を見てニヤニヤできるかもしれませんが。でも次には我々が五ヵ年計画で餓死する番です。
 上手くすれば『1984年』並みの水準の生活はできるかもしれませんが、誰もあんなもの望みやしません。



 『残酷な夜』を再読しました。
 トンプスンが一人称で描き出す主人公は、どれも自分とそっくりだと思わせる要素があるのが面白いですね。みんな大抵は飲んだくれで、女には痛い目を見せられて、ついでにいえば小心者。特に『残酷な夜』に登場するビゲロウはそのほとんどを兼ね備えているというステキっぷり。
 物語の筋は『死ぬほどいい女』と同じように、後半になればなるほどストーリーが破綻していきますが、それがなかなかカタルシスを感じさせる流れです。当初の目的なんぞうっちゃって、最後の十ページくらいで誰にも予想できないエンディングに向かって急降下していく疾走感は、トンプスン以外では未だ出会ったコトがありません。
 『死ぬほどいい女』と共通しているのは「切断」というモティーフですかね。あの作品では主人公がアクロバティックな方法で去勢した(された?)ラストシーンが印象的でしたが、『残酷な夜』でも同様に四肢の欠損などが描写される場面があります。『おれの中の殺し屋』の主人公も精管切断手術を受けているような記述がありましたが、トンプスンの作品が我々のキンタマを縮こまらせるほどの悍ましさを備えるのは、あるいはこうした理由によるのかもしれません。

 結論: 『残酷な夜』はキンタマが小さくなるパルプ・ノワールです。
 その逆に、おちんちんがビッグになってしまうノワールというとケッチャムのほとんどの作品(※除『老人と犬』)が該当しますね。特に『隣の家の少女』あたり。
 人生を送ってくる中で色々な物語を読んでますが、どうしても陵辱モノは好きになれません。そりゃ、読んでて興奮はしますが――そんな自分が嫌になって仕方ありません。どんなに屁理屈こねても正当化できないような、サディスティックな快感に悶える自分の姿を意識した日にゃ、もう二秒と生きていられないでしょう。あんまり自分が恥ずかしくて。
 このテのものを自らの性的嗜好として認める方々は、この辺のジレンマをどう処理しているのか、それが気になるところです。




1月23日(土)
レイム・ハクレイズ・フライング・サーカス(挨拶)




お前はカソリック教徒なんだ。パパがママの中でいっちゃった瞬間から。
  ――モンティ・パイソンズ




 サイト開設以来、そこそこコンスタントに日記の更新を続けていますが、時々ネタに困ることもあります。
 それこそ呼吸するようにアホネタが湧いてくるようなナチュラルボーン・ダメ人間だったら良かったんですが、しえさんの場合努力してダメ人間に成り果てたタイプの変り種なので、時にはネタの仕込みに走らなければなりません。人が読んでて楽しめないようなネタなら山ほどある(i.e. 「M1 Thompsonを『トムソン』と邦訳した最初の馬鹿は誰か」)んですが、そんなのじゃ読者の皆さんも呆れ果ててしまいますからね。……喜び勇んで読み耽りそうな人物にも二、三名心当たりがありますが。
 まぁ、つまりネタを仕込んできたワケですよ。

 『ホワイト・ジャズ』再読というネタを

 しかも、ロサンジェルスを幻想郷に置き換えて読むという苦行に挑戦すれば、こりゃもう新しい『東方』ワールドの誕生ですよ! つまり、アイルランド生まれでスキマから覗き見するのが大好きなゆかりんが、「よう、じょうちゃん」なんて言いながら霊夢や魔理沙に温かく接したり、果ては妖怪や妖精をある一定地域に集め、人間と隔離することで却って共存を促す「囲い込み」計画を着々と推し進めることに。

 ……ってなネタを考えてたワケですよ。
 ですが信じられないことに、『ホワイト・ジャズ』-『東方』ネタは既に他の方がやっていたために、もっと別のネタをチョイスすることにしました。いや、結びが「それこそマル秘で」で終わる『文々。新聞』とか、色々書きたいことはあったんですが。



 それにしても、他に『東方』と絡められそうなネタはあったかな。
 『ホワイト・ジャズ』と混ぜた先達の知恵に倣って、馳星周あたりとフュージョンさせても良いのかもしれませんが、登場人物みんなが同性愛者という百合百合な出来になっちまいそうですね。
 生憎Chenowthはそういうのが苦手なので、ここは「キング・オブ・竜頭蛇尾」で名高い『鏡の国の戦争』をチョイスします。ベースにするのは『東方地霊殿』のストーリーで。

「愛情だ! そう、愛情のために! しかし、パチュリー。あなたのじゃない。わたしの愛情のために! 紫のいうことは正しい! しかし、あなたはあなたに代わって、わたしに魔理沙を愛させた! それでいて、あなたはすでに、愛情のかけらもない。わたしはあなたのために、魔理沙をあなたの図書室にとじこめ、あなたのねがう異変解決のために踊らせた! 彼女を踊らせようと、笛を吹いた。だが、いまのわたしには、その息も残っていない。彼女はピーター・パンの最後の犠牲者よ! パチュリー! 最後の残機が、最後の愛が、最後の音楽が消えていく!」

 まずは、暑苦しいアリス・“エイヴリー”・マーガトロイドさんから。
 原作だと男同士のアツい友情が溢れる科白だったんですが、こうして書くと百合っぽく聞こえるのは何故でしょうね。

「あなたもおなじよ。こうまで卑劣なババアとは、いまはじめて知ったわ。わたしたちに致命的な弾幕を撃ちこんでおいて、死んでいく身に説教を聞かせる。いっちゃって頂戴。わたしたちは魔法使いよ、詩人とは違うの。いっちゃってもらいたいわ」

 ……そういやパチュリーが喘息病みなのと同じくして、ホールデンも肺病持ちですね。我らがスパイ・マスター、ゆかりんは勿論スマイリーのポジション。
 最後は主人公というか、一番の汚れ仕事を引き受けた魔理沙(※ポーランド人

「妖怪というのは、気ちがいじみた種族だぜ! 河岸にいた河童とおなじことだ。あの連中は、妖怪の山が世界でいちばん大きな山だと思いこんでいる。とんでもないはなしだぜ! 霧に煙った、ほんの土盛りじゃないか。場所によっては、よじ登れるくらいだ!」

 他にも、魔理沙に無線の技術を教えるにとりなんかが登場する筈なんですが、しえさんは通信技術に詳しくないので割愛させていただきます。
 無線/エレクトロニクス/ワイリー・ブロック(略



 一言メール返信。


>kwg 氏
 ○いきつねと○のたぬきを買って来て、緑の○ぬきに赤の方のお揚げをいれれば(ry
 確かお揚げ入りのそばは一時期売っていた記憶があります、お揚げが細切れになってましたが・・・


 調べてみたら、「紺のきつねそば」という商品が存在するようです。
 紺……ハサハのパーソナルカラーですね、わかりま(ry




1月27日(水)
ダイアフラマロット(挨拶)




酒を切り上げるのは、それを注ぐ手が震えるようになった時が頃合いと見る。
  ――ヤネク・チェノウスキ




 どうもこんばんは。еとёの区別が付かないHans Chenowthです。
 一応、ロシア語のアルファベートだけが読めるのを密かな自慢にしているんですが、生憎とロシア人はеとёをごたまぜにして表記するようで、そこだけが全く判別できません。
 例えば"самоселы"ですよ。
 長い間、しえさんはコレを「サモセルィ」だと思ってたんですが、実は「サモショールィ」だったらしいんですね。チェルノブイリ関連の記事でようやく分かったような次第。

 そういや「チェルノブイリ」で思い出したんですが、SSに一作追加しました。
 東方二次創作です(目を逸らしながら)。



 時雨沢恵一センセの新作『お茶が運ばれてくるまでに』を読了。
 電撃文庫ではなく、今月から創刊した「メディアワークス文庫」というどっかの緑がかったカヴァを彷彿とさせるレーベルでの刊行となりまして、中身も今までの作品とは一線を画しています。なんと絵本ですってよ。絵本。
 ユーモアのセンスが一味違う氏の、どんなシグサワ節が見られるのかと思いきや――なんというか、普通に普通の絵本でした
 いやマジで。
 形式としては、多くても十ページに満たないような掌編/詩に黒星紅白絵が付いているだけの『グレープフルーツ・ジュース』風な構成になっています。オノ・ヨーコよろしく啓蒙的な効果を狙ったような内容も多く、絵もかなりタッチを変えて描かれています。正直な話、イラストに描かれたキャラクタが全員獣耳でなかったら、黒星氏の雰囲気を伺わせるものは一切ないと言っても良いでしょう。
 何もかもが新鮮で、しえさんにとっては「多分またいつか読み返したくなる本」です。
 ただ、これは同時に魅力でもあるんですが――分量が少なすぎ
 「喫茶店でお茶を注文して、運ばれてくるまでに一編が読み終えられる」というのがコンセプトだそうですが、早い人なら一冊丸ごと読み終えられると思います。コーヒー愛飲者で、しかもドリップに拘る方でしたら、それこそ二度目を読めるくらいの量。



 先日『ホワイト・ジャズ』を読み直した影響で、『にとりの歌(仮)』を歌います。


 ダッダッダ ダッダッダ ダードリー
 ダッダッダ ダッダッダ ダードリー
 お値段以上 ダドリー
 ダッダッダ ダッダッダ ダードリー
 お値段以上 ダドリー

 私は覗くのが好き でもほんとは
 「囲い込み」の方がもっと もっと好きです!
 「囲い込み」! 「囲い込み」! クスリを撒いて
 「囲い込み」! すべてがぐるぐる
 「囲い込み」! 「囲い込み」を遂げるのだ 楽しいよ
 「囲い込み」を遂げよう おー!



 ……他にも『ジュニア→デレ』んですが、ステモンズの「クラインだぁ〜いすき!」っぷりはちょっと気合入りすぎてるので、ここでは割愛させていただきます。――何度読んでも、自分の写真が奴のオカズになってることに気付くシーンは背筋が凍る。



 一言メール返信。


>名無し 様
 全くだぜだぜ言わない魔理沙を見ていたら頭痛がしてきた。


 氏の御指摘を受けて「だぜ」を追加してみましたが、しえさんの頭痛は治まりませんでした。


>戦闘処女 様
 >努力してダメ人間に
 共感出来る言葉です


 どうして人間はそうやって自分を追い詰めたがる。