2月 1日(月)
諏訪・スポンテ(挨拶)




自らの意思によりて。
  ――第75レンジャー大隊




 サリンジャーが死んじゃったそうです。
 「グラース家サーガ書くよ!」と言い放ってから早40年とちょっと立ちましたが、これで遂に彼の続編が読めなくなってしまったというワケですね。……死後に遺稿として発見されたりすれば話は別ですが、しかし彼のことですから、なんかややこしい遺言と共に原稿を墓の下まで持って行きそうな気もします。
 たとえ発表されたとしても、野崎先生の訳で読めなければ無意味ですが(※偏見)
 まぁ、実を言うと安心してるんですよ。もうこれで「続きは読めるんだろうか?」なんて悩みながら過ごさなくても済みますし。長く思い煩った女に告白して、潔く振られたような心境ですね。――いや、そういう経験があるわけじゃないんですが。
 とりあえず、彼を偲んで手持ちのサリンジャー作品を再読中。
 どれも名作揃いなんですが、『1924年ハプワス16日』のクドさだけは何度読んでも慣れません。……シーモアの一人称視点とか何かの罰ゲームかよ。



 ハイチが世紀末状態だそうで。
 新聞やニュースでは連日「未曾有の悲劇」のような扱いをしていますが、よくよく考えてみればデュヴァリエ政権時代の方がもっと過酷だったような気もします。多分、あの頃の暴力が恒常化した日常を経験している国民だからこそ、現在のような無秩序状態が簡単に生まれてしまうのだと思いますが。
 しかし、なんと言っても同じ人間ですから、憎きカソリック教徒が相手という事には目を瞑りましょう。募金だってします。ポケットの中でジャラジャラ邪魔な小銭の掃除代わりですが。
 ちなみに何処かのSNSで「千羽鶴を送ろう!」という企画があるそうですが、しえさんは折り紙が折れないので参加できません。……というか、ああいうのは現地に最低限のライフラインが確保されてからでないと、誰も見向きもしてくれないような気がするんですが。
 心の余裕はまず物質的満足なくして生まれないんですから。



 ふと、射命丸文にはレミントンM700が似合うと思いました。
 こうやって結論を先に書くとガンキチのたわごとだと思われそうですが、ちゃんとした根拠があるんですよ! だって、パパラッチカメラマンのあややの事ですから、シャッターチャンスを待つ我慢強さは狙撃手の忍耐力と比肩するに決まってます。どっちもレンズ越しに獲物を捕らえるのが仕事なんですから。
 ちなみに椛さんには観測手(スポッター)を務めて戴きます。無線機や測距儀、M14を担いでエンヤコラ。M16の方が軽いでしょうが、あややは「プードル撃ちライフル(笑)」と馬鹿にして装備を許してくれません。
 その内、この凸凹コンビがカーム・ドゥクでNVA正規歩兵一個大隊を足止めする姿が見られる筈です。残念ながら椛は後にソ連軍事顧問に狙撃されて死ぬことになりますが、20余年後にあややが仇を取ってくれるでしょう。その間に戦闘神経症でアル中になったり、一度目の結婚生活が失敗したり、八雲紫暗殺未遂で指名手配されたり、椛の昔の恋人とネチョったりと色々してる筈ですが。あと、古馴染みの弁護士が悪徳保安官に撲殺されるとか。
 題して『東方狩時間』
 しかしテキストは公手成幸。
 ひたすら傍点打ちまくります。ついでに過剰なボールド。

 それにしても、東方には精密射撃という概念が欠けている。



 一言メール返信。


>ニナタカ 氏
 東方四号炉読ませていただきました。
 やたらと長い臼に乗った魅魔様ですかww
 私は幻想郷に「南方」のイメージを重ね合わせてキューバ人医師の永琳とか、分離独立を画策する妖怪の山とかを想像してニヤニヤしてました。


 エーリン・“ママ・ドック”・ヤゴコロですね、わかります。
 兎さんで構成されたトントンマクートもあるよ!




2月 5日(金)
そしてお別れの物語(挨拶)




『ライ麦畑』は私の愛読書に成り得ない。文庫版が存在しないから。
  ――ヤネク・チェノウスキ




 この前、仕事の都合でクルマに乗っていたんですが、運悪く渋滞に捕まってしまいました。
 時間に余裕がないわけではなかったので、余裕を決め込んで片手をハンドルにノンビリと運転していると、隣に並んだ車から妙な爆音サウンドが漏れ出ていることに気付きました。普段なら運転中にそんな事まで注意を向けないんですが、渋滞中でヒマでもあったために「何の曲だろう?」と興味を持って耳を澄ませてみたところ

『OK2BGAY』でした

 ……しかも偶然なのか故意なのか、ボディの色がピンク色。キャディじゃなくてマツダでしたが。
 敢えて運転手の御尊顔は見なかったんですが、きっとヴィレッジピープルっぽい外見に違いありませんよ。



 先週末から水曜あたりまで風邪気味に。
 若い頃だったら喰って飲んで寝れば治ったんですが、さすがにこの齢になると体もそう簡単に回復してくれません。仕方ないので無理をせず、クニヒロ(※風邪薬)を飲んで休養をたっぷり取るように心がけることでなんとか復帰。
 とはいえ、流石に22時に就寝したりなんかすると、夜中の妙な時間に目が覚めてしまいます。
 おまけに熱があるせいか、頻繁に妙な夢(例:世界各国の元首とおしくら饅頭)ばかり見てしまいます。明け方頃にはもうウンザリしてしまい、さっさと寝袋から這い出て朝食の支度を始めるような始末。
 そして頭がぼんやりとしたままトーストなんぞを喰らっていると、夜勤明けの仮の同居人が帰ってきて、しえさんを見て尋ねたりなんかするわけです。

「咲夜さんの使ってるナイフって、ドコのだと思う?」

 狂ってるのは俺なのか、それとも奴の方なのか
 風邪ッ引きの午前6時に、ロクに知りもしない同人作品の、しかも瑣末な小道具について話すんですよ? これが狂気でないとしたら、この世の全てが驚くに値しませんね!
 あんまりすぎる会話に痛む頭を振りながら、しかし「“ユナイテッド”の安物」と答える自分もどうかと思いましたが。
 一瞬「ククリナイフ」と答えてやろうと思ったんですが、そうすると嬉しそうに鹿狩りについて話してくれるさっきゅんが脳に去来してくる恐れがあったために中止。チャドで(ry



 気付いたら『エンド・オブ・エタニティ』の体験版がXbox Liveで配信されていたので、サクッと触ってみました。
 「ドンパチできるぜイヤッホゥ!」という野蛮すぎる闘争本能とともに、喜び勇んでスタートボタンを押したまではいいものの、難解すぎてすぐにダウンしてしまいました。
 チュートリアル有りの最低難易度で始めてみたんですが、正直コマンドが意味不明です。最初に選択できる行動が「インビンシブル・アクション」と「レゾナンス・アタック」のどちらかなんですが、そんな14歳が考えたような名前のコマンドで何が起こるか分かるワケがないじゃありませんか!
 他にも異常なまでに複雑な操作体系、システムなどに苦戦すること数十分――遂にぶちキレたChenowthは、Xbox360のHDDから体験版を削除することにしました。
 なんというか――もう銃使わなくていいじゃんコレ
 基本的には従来のRPGの武器を剣から銃火器に変えただけで、他は一切変わっちゃいません。交戦距離は相変わらず白兵戦レンジです。攻撃で与えるダメージは、最高の条件下でも敵を一撃で沈めるほどには多くありません。45口径弾をしこたま浴びせないとギャングでさえ倒せない有様
 これが8bitのドット絵だったらまだゲームとして割り切れたんですが、最先端のリアルタイム・レンダリングで描画されると違和感バリバリです。撃たれてなお立ち尽くすキャラクター達を見ていると、なんだか悪い冗談のようにしか見えません。
 こう……せっかく銃を使うんですから、至近距離から腹部にダブルタップ、頭部に一発で沈むような敵キャラが居たって良かったはずです。もちろん味方だって、一発喰らえば腹圧で溢れ出てくるハラワタを抑えながら「ママー! ママァー!」と子供に帰ること必定。

 プライベート・ライアンな話はやめて、ちょっとは『EoE』の良い面にも目を向けましょうか。
 戦い方はアレですが、意外にも銃器描写はリアルで細かかった印象を受けました。ちゃんと空薬莢は舞い散りますし、遊底は前後動します。登場する銃器にはきちんとモデルも存在するので、凝り性のガンヲタにもオススメ!

 良い面はそれくらいしか思いつきませんでした



 一言メール返信。


>名無しの人 氏

 一刻も早く健康を取り戻されることを祈念申し上げます。




2月10日(水)
ハサハ「つぇり・ぅにちとーじぇな!」(挨拶)




輝夜は頭の単純な、学歴も才能もないニートなんかじゃなかった。
二次創作なんかには、あいつのことをよくそんなふうに書いてあるけれどな。
本当はまっとうなお姫様だったはずなのに、どこかですっかり狂っちまったんだ。
ほとんどは輝夜自身の怠慢だった。それは認めるよ。
でも全部が全部輝夜のせいじゃなかった。そんなことあるものか。

  ――マイケル・ギルモア『心臓を貫かれて』




 どうも。「幻想郷に紅い霧が立ち込めた瞬間に『状況ガス! 状況ガス!』と絶叫しながら防毒面を装着する霊夢」ばかり想像してるHans Chenowthです。チルノあたりは馬鹿ですから、きっとキャニスタのシーリングを破らずに装面して窒息死とかしそうです。
 ……こうして考えると、ほとんど恒常的に「異変」の名を借りたテロリズムの危機に直面しているハラブジャ幻想郷は、とんでもない危険地帯と言う他ありませんね。まあ、我らがクーマエ博麗の巫女サマが温厚な方だったから良いものの、これがどこかの植民地の類人猿めいた大統領だったらありもしない大量破壊兵器の存在をでっち上げて戦争起こすパターンですよ。
 でも、NBC装備の巫女とか魔法使いってビジュアル的にカッコ良いですよね。表情が分からない上に、ボイスエミッタ越しの無機質な声でスペルカード名を宣言された日には、たとえ齢五百歳の吸血鬼といえども失禁しながら泣いて命乞いをする筈です。
 ――ちなみに、“ボイスエミッタ”というのはガスマスクに付いている機能の一つで、本来ならその気密性の高さから外に伝わらない装着者の声を増幅してくれる装置のことです。まあほとんどの場合、無線機で代用しますから装備されていないマスクも多いようですが。



 大抵の作品について言える事ですが、想像で語ってる時がいちばん楽しいというのは困ったものです。
 『キノの旅』の二巻の「本の国」でも、作家志望の青年が既知のあらゆる作品をゴタマゼにしてオリジナル展開を考えることの楽しさを力説しているシーンがありましたが、何故かしえさんがやると痛々しい事この上ありません。
 今日の日記の挨拶とともに披露した『オレジナル版・東方紅魔郷』もそうですし、日曜日の午後に1993年版の『スターリングラード』を観ながら想像した『東方妖々夢』もそうです。極寒と白雪に包まれた幻想郷と、涙さえも凍りつく非情の戦場――どうです? 本編よりずっと楽しいと思いませんか? (※思いません)

幽々子「2年間、わたしは死ぬ夢を見続けた。肉がミルクのように溶け――土にしみ込んでいく。けどわたしは――毎晩、自分の体をつなぎ合わせて、よみがえった」

 ……この後、ゆゆ様はルーガー拳銃を口に咥えて引き金を引きます。死なないだろうけど。
 いかに戦争が(戦争?)人の心を歪ませるかを目の当たりにし、異変解決もそこそこに白玉楼を逃げ出す霊夢と魔理沙ですが――大自然の脅威には逆らえるはずもなく、ほどなくして霊夢が腋と前腕を露出していたために凍死し、その亡骸を膝に抱えて雪中に座り込む魔理沙は、何かを悟ったように一人、物言わぬ戦友に語りかけます。

魔理沙「永遠亭を知ってるか? ひどい所だぜ。クソやかましくて――部屋中――玉兎だらけになる。耳が溶けそうに騒々しい。永遠亭は最低だ。だが、夜空は美しい。月に――手が届きそうだ」

 ――以上、Hans Chenowth総監督・総製作指揮の脳内オリジナル・ヴィデオ・アニメイション終了。
 もうほとんど一年以上、流行の作品を見かけるとこうやって有象無象とフュージョンさせちゃう奇病に罹患してますが、まぁ、その、なんだ。やってる本人は楽しいんですが、それをこうして文章にして、見せられる側としてはどういう気分なんでしょうね。
 時々この『駄文ハイム』の訪問者が可哀想に思えてくることもあります。



 シー・シェパードがまた何かやらかしたそうで。
 この流刑地の犯罪者の末裔めら……と憤りも感じることはありますが、実を言うとしえさんは「動物愛護」という考え方にはまんざら反対でもありません。というか、イギリスでHunting Act 2004が制定された時は諸手を挙げて歓迎しましたしね。伝統なんざクソ喰らえ、キツネが保護されればそれで万事オッケーです。
 そんな風に、キツネの保護を殆ど宗教的熱心さで主張しているChenowthですから、シー・シェパードの活動を一概に非難する資格はありません。クジラだってキツネと同じ哺乳類ですしね。
 しかし、シー・シェパードのロゴはどうにかならなかったんですかね。





 ただの海賊旗じゃありませんか
 まったくもう……。しかも、威圧感がまるっきり足りません。クジラ喰らいのジャップどもをブッ殺してやろうってんですから、もっと見るだけで戦慄する……そう、ヨーロッパ人が見たら問答無用で震え上がるような意匠にしなければいけませんね。
 たとえば、こんなカンジに。





 捕鯨船のついでにユダヤ人も抹殺しちゃう
 ……でもオージーの得意技ですよね、人種差別。



 あと、とてつもなくセクシャルな格好をしたエロもこたんを描いてみました。
 アイデアを呉れた鬼首毒虫氏に深謝。




2月15日(月)
スルジュバ・ベザパスノスチ・チクリンスキイ(挨拶)




官能小説作家=尽きぬ淫語の泉
  ――ヤネク・チェノウスキ




 どうもこんばんは。『ストーカー』を観るといつも眠くなるHans Chenowthです。
 まあ、そもそもが「内容がない映画」ですからね。仮の同居人の言葉を借りれば「視聴者の想像力だけで出来ている」ような有様。見ようによっては宗教の映画にも見えますし、宗教批判の映画にも見えます。ほとんどのファンは「SF」と呼び習わしますが、UFOも異次元も出てきません。
 強いて言えば「モノの見方なんて人それぞれ」というメッセージを、難解ゆえに解釈の分かれる内容そのもので見事に自己言及した映画、という事なんでしょうかね。いや、これだってChenowthの個人的な見解に過ぎないんですが。

 ところで、リマスタ版DVDから岡枝慎二の字幕を取り除いた馬鹿はどこのどいつだ。



 深夜プラスONEに於いて、しえさんが先の日記でちょこっと見せたエロもこたんがエッセイに引用されちまいました。
 元々が先方のアイディアだったんですが、しえさんが勝手に脚色した部分(i.e. ペットボトル)までも管理人である毒虫氏の脳内像とマッチしていたようでビックリ。なんというか、流行のキャラを武装させて喜ぶ人種が自分を措いて他に存在しただけでもスゴい事なのに、その好みまでが一致してるんですよ? シンクロニシチーなんてモンは信じませんが、ヒギンズの言葉を借りれば「偶然に思える事柄の一致にも、その背後には深遠な意味が存在してる」ような気がしてきます。
 しかしまあ……実を言うと、ワタシは最新装備には全然詳しくないんですけどね。
 日本でも稀有なCOMBATマガジン購読者という性格上、米軍の最先端の装備を目にする機会は多くあるんですが、そういったものにはあまり魅力が感じられません。具体的に言うと――こう、個性がないんですよね。みんなタンクトップにPALSテープが縫製されてるような外見ばかりで。
 PALSテープの採用によって「個人の裁量でポーチのレイアウトが自由にできる」という特徴はありますが、大抵の人間が胸部にアドミンポーチ、腹部に5.56mmマガジンポーチ、脇腹にユーティリティやラジオポーチを備えているのが大多数。そもそも着膨れしてモコモコに見えます。もこたんなら似合うだろうけど。モコ。
 幻想郷でも、2000年以降の装備を使うのは比較的齢若いキャラクターじゃないかしらん。
 霊夢や魔理沙ならバリバリのCIRAS/MTVなんかを着込んで来るに違いありませんが、ちょっと年嵩の咲夜さんあたりはIIFS、めーりんはALICE、ゆゆ様はロンドンブリッジトレーディング戦争弾幕勝負に臨むに違いありませんよ!
 ……最近聞かなくなったなぁ、LBT。昔は'80年代SEALsの象徴だったのに。
 ちなみに八雲“ドア・ガナー”紫女史には素肌の上にM1969ボディーアーマーという雄々しい出で立ちで、ひたすらウェセックス・ヘリコプターの側部扉からM60を乱射して戴きます。

紫「わたしのエロ同人書けば売れるぜ!」
藍「ババアの垂れ乳が受けるかね?」
紫「メチャエロだからよォ うそじゃねぇよ
  わたし一人で現地男157人は食ったぜ
  妖精50頭も
  阿Q確認戦果だぜ」

 それにしても、たかが落描き一枚で『駄文ハイム』のアクセス数が激増するってのもスゴい話ですね。
 もうテキストサイト止めちまおうかしら。でも絵筆よりはペン握ってる方が性に合ってるような気もしますし。
 ホント 戦争は地獄だぜ! フゥハハハーハァー



 最近、ハヤカワの絶版っぷりが身に堪えます。
 早川書房のウリであるSFとファンタジーはそこそこコンスタントに増刷されてるのかもしれませんが、ノベルスを書店から見かけなくなって久しい。ヒギンズは『鷲は舞い降りた』の完全版しか置いてませんし、ル・カレに至っては全滅。クーンツなんて名前さえも見かけなくなりましたね。
 こんな有様だから「今で言うライトノベルの草分」とか揶揄されるんですよ。
 確かに『グイン・サーガ』とかその辺が有名ですけれど……でも、ハヤカワNVだって名作は多いんですよ! 冗談抜きに、スパイ・サスペンスはハヤカワ以外に良作の揃ったレーベルを知りません。
 そろそろ増刷してくれないかしら。
 岩波も21世紀初頭までは絶版だらけでしたが、近年ようやく増刷/増補してくれましたし、ハヤカワだって出来ない事はないでしょう。勢い余って訳まで新しくしちゃう可能性もありますが、その辺は“良識ある”ミステリファンが“慎ましやか”な抗議行動をしてくれる事を祈ります。



 一言メール返信。ほとんどエロもこたんについての反応。


>党首
 ぎゃあああ!ネタだと知りつつも期待してクリックしてしまったァァァーッ!


 m9(^Д^)


>獅子兵
 もこたん戦場にインしたお!


 彼女も「1000ヤードの眼差し」の持ち主だと思ってます。


>モル氏
 チクリンスキー保安庁w調べてアブソルートウォッカ吹いたww


 どうしてスウェーデン産のホリルカを?




2月17日(水)
Strike Which is.(挨拶)




方言に萌える。特に、コックニー訛りが。
  ――ヤネク・チェノウスキ




 南扶桑伍長なる方から、こんなメールを戴きました。

 今しえさんは東方ネタを良く扱ってますが、ストパン(ストライクウィッチーズ)はお嫌いで?
 東方ネタが出るならむしろこっちが出そうと待っていたりいなかったり

 ……どういう経緯でそんな発想に至ったのかはよく分かりませんが、おそらくChenowthがストパンネタに手を出す事はないと思います。
 別にストパンが嫌いだとか、WWIIが苦手とか、そういう理由じゃないんですよ。ただ、アレはもう公式で既にネタとして完成されているので、これ以上は弄りようが無いと思います。
 しえさんが楽しいと思うのは――お気付きの方も多いと思いますが――何の変哲もないファンタジーやら何やらの作品に、現用兵器や銃火器のアレやコレやをぶち込んでカオスにすることです。ついでにハード・ボイルドの小説ネタを融合させたり。ストパンには既に備わっているものばかりで、もうこれ以上ネタにする事がありません。
 敢えて思いつくとすれば、桜花タイプのストライカーユニットくらいでしょうか。

坂本「もう乗るのか?」
宮藤「うん……自分の棺桶だから、よく眺めておきたい」

 このネタストップ
 ……危ない危ない、涸れた筈の涙腺から液体がこぼれ出て来るところでしたよ。
 で、何の話でしたっけ……ストパン?
 なんか航空戦記みたいに見えるんですが、ちゃんと陸戦も描かれてるんですかね? 歩兵戦闘にしか目がないしえさんとしては、その辺が気になります。スコップと手榴弾だけで塹壕を駆け回る少女(※パンツ装備)が見られるなら、それこそ今すぐDVD全巻買い揃えるかもしれませんが。

 まぁ、どれだけ心を東方やその他に捧げようとも、しえさんのケツはハサハのものなんですけどね。
 彼女が居ればその場所が天国になる。



 そういや「歩兵戦闘」ってタームで思い出しましたが、最近チマタで騒がれている「次期米軍正式ライフル」には何が足りないのか、ようやく分かりました。
 ずばりバヨネット・ラグです。
 だってそうでしょう? 各社が凌ぎを削って、樹脂で出来たマテル・トイ紛いの近未来ライフルを作ってはいるものの、そのどれ一つとしてバヨネット・ラグを装備していないんですよ? いくら連続無故障射撃弾数が多かろうが、操作性や取り回しに優れていようが、いざという時に白兵戦闘をするための装備が欠けているなんて問題外じゃありませんか。
 そりゃ、現代戦に於いて銃剣突撃なんてする機会は限定されますが――しかし占領地での示威目的とか、戦闘での「最後の砦」としての用途はまだまだ残されていると思います。
 それをさっさと外してしまいおってからに。
 アメ公どもはハイテクに頼りすぎて、こうした昔ながらの武器に対する敬意を失ってしまったのかもしれません。あの悪名高きXM-29でさえオプションとして備えられていたのに、それが21世紀になったらお役御免ですか。いつかアッラーの天罰が下るぞ。
 ……まぁ、後付けで装備される可能性もありますが。
 例えば銃身長やフラッシュ・ハイダーの最適化に加えて、着剣用のラグを備えたガス・ブロックを新造するとかすれば、あの醜悪極まる次期米軍正式ライフル(候補)にも一応着剣は出来るようになるでしょうが――でも、あの肥大化したストックやら、樹脂性のボディでそこまで耐えられるのかしら。
 やはり銃器は鉄と木で出来ているに限る。



 ジャック・ヒギンズの『鷲は飛び立った』を入手しました。
 ブックオフで見かけた時には、無名の作家による悪質なパロディかと思ったんですが、筆者の名前を見たら本人の手によるものでした。
 「どーせまた人間のクズの見本みたいなギャング兄弟でも出て来るんだろ」と苦笑交じりに買ってきたまでは良かったんですが、実際に読んでみたらマジでその通りの内容だったので唖然としました。
 しかも弟は女好き、兄貴はホモという定番の設定。
 デヴリンは相変わらずギャングに悩まされますし、兄弟の下っ端は銃の装填を忘れるというお定まりの展開。
 アレですか。ヒギンズ作品ってのは、ある種の様式美で出来てるんですか?
 この後にはまだ『悪魔と手を組め』が残ってるんですが、今から内容が予想されちゃって読む気が激減ですよ! どうせアレでしょ? ディロンのアイルランド人気質、ファーガスン准将のイギリス・エスタブリシュメント、それにバーンスタイン警部のツンデレで話の大半が費やされるに決まってますよ。ついでに言えば、敵役のボスは最後にわざと自分を撃たせるに違いありません。
 分かってるんだ。
 どうせチェスカかPPKしか出てこない。




2月20日(土)
トライアンファン(挨拶)




敵の敵は次の敵。
  ――アンナ・プロハスコヴァ




 どうも。咲夜さんの過去を想像して楽しむHans Chenowthです。
 なんか求聞史記やチマタの噂じゃ「元吸血鬼ハンター」なんて推測されてますが、彼女は間違いなく元IRA活動家の一人ですよ。つまりダブリン州でシャンキル地区を吹っ飛ばしたり、拉致したオレンジ党のプロッド (*1) どもを切り刻んで街燈に吊るしたりしていた筈です。
 もちろん我らが「メイドで瀟洒な完璧」(だっけ?)ですから、芸術に対する感性だってピカイチですよ。アイルランド語の「The Midnight Court」を愛読し、ピアノやオルガンを完璧に弾きこなすセンスを持ち、トリニティ・カレッジで博士号さえ得ています。しかし、そんな理知的な一面とは裏腹に、「アイルランド人のためのアイルランド」の為ならなんの躊躇いもなくその手を血に染める、そんな女傑だったに違いありません。
 幻想入りした経緯は不明ですが、多分英軍の装甲車を狙ったはずの爆弾で、誤って児童満載のスクールバスを爆破してしまったとか、そんな理由じゃないでしょうかね。自分の「闘争」が急に虚しく感じられるように思えたさっきゅんですが、IRAを抜けるには一つの方法しかありません――棺桶に入ることです。
 IRAに残るのも、脳天を撃ち抜かれるのも御免な彼女は、「幻想入り」という第三の手段によって血生臭い過去と決別することにしたのでしょう。ただし、その一生をジェリー・アダムスよりも悪辣な吸血鬼、レミリア・スカーレットによって贖われる事になりますが。

 ……すいません、ヒギンズを二冊ぶっ続けで読んだ後なんで、頭の中がベルファストです。
 先の日記から続けて読み始めた『悪魔と手を組め』ですが、馴染みのメンツとリーアム・デヴリンまで総動員したドタバタ劇と化していました。どっかで見た言い回しの科白やらレトリック、やけに見覚えのあるキャラクター造型など、読みながら思わず苦笑してしまうような出来でした。いや、決して面白くないワケじゃないんですが。

 でも朝の挨拶が"Top of the morning to you."な咲夜さんとか、ロマンありますよね。
 乾杯の音頭はきっと「あなたがアイルランドで死ねますように」です。



 引越しの算段が付きそうになってきました。
 やはり長く住んだ棲家ですから、面倒臭い名残惜しいと思うところはありますが――でも、生活環境が変化したんだから仕方ありませんよね。二人のホモ・サピエンスが生息するには狭すぎる。大家も何かと神経質ですし。
 仮の同居人も多分ついて来ることでしょう。
 ついて来るだけですが。
 でも、お互い長く一緒に居ようと思うなら、適度に距離を保っておくのがコツだとChenowthは信じています。特に結婚生活が御破算になった知人がいっぱい居る身としては。
 ……人生の皮肉ってやつでしょうね。



 仕事中に、ちょっと珍しいモノを目にしました。
 社用車でのんびり某国道を走ってた時の事ですが、目の前に銀色のスバル・インプレッサがいたんですよ。
 インプそのものは大して珍しくもない(銀色は珍しいけど)ものの、よく見たら各所に『東方』ゆかりのデカールがたんまり貼られていたんです。
 バンパーの「STi」のロゴが場違いに思えるほどに東方まみれ。
 生憎とこちらも運転中だったのでジックリとは見られなかったんですが、みなみけ風にデザインされた「やくもけ」というロゴが印象的でした。もしかしたら、ゆかりんの愛車だったのかもしれません。
 八雲紫、結界のメンテにインプレッサで登場。
 本当はもっとスポーティーな車に乗りたいんでしょうが、式神やら橙やらを同乗させる必要から4シーターを選んだんでしょうね。でも一人身の霊夢あたりなら、ランエボのシートを全部取っ払って運転席にレカロ載せるくらいの事はしそうです。霧雨・“パワー厨”・魔理沙ともなれば、アストンのDBSでひたすら幻想郷を温暖化に導く筈。
 ……幻想郷にもクルマがあればなぁ。
 でも技術水準から言って、ほとんどの道はグラベルでしょうから、ラリーくらいしかモータースポーツは楽しめないでしょうね。チルノなんかは単純にハチロクを手に入れて、ドノマールでドリフトかまそうとした挙句に事故るに決まってる。
 「幻想入り」したメーカー(i.e. ブリティッシュ・レイランド)のクルマなんかにもお目に掛かれそうですし。



 一言メール返信。


>南扶桑伍長殿
 しえさんが望む様なタイプは公式同人の「アフリカの魔女」シリーズが近いですね
 マチルダやティーガー等の陸戦ストライカーが出ており、何よりアハトアハトで戦うおやぢ達がアツイです
 後小説版「いらん子中隊」もそれなりに楽しめるかと


 手始めに、小説版でも探してきましょうかね。
 どうせスコープ無しの上に短縮化されたモシン・ナガンで狙撃するような人外揃いでしょうが。



*1: Prod。プロテスタントの蔑称。




2月23日(火)
アパートの鍵売ります(挨拶)




鍋が釜を「黒い」という。
  ――ことわざ




 鉄道ファンが各地で猛威を振るっていると、新聞か何かで読みました。なんでも線路に立ち入って、運行ダイヤを乱したとかいう話ですが。
 まぁ、別に驚きもしませんがね。
 仮借ない言い方をすれば、鉄道ファンの半分は何らかの障害を頭に持っていますし、残りの半分はもっとタチの悪い事に、鉄道が公共の移動機関だという事を意図的に無視しています。まぁミリオタにも総火演で最前列に脚立を立てるアホなんかが居ますが、鉄道ファンの特徴は「日常的に迷惑な存在になれる」という部分ですかね。一般的な例を挙げるとすれば、運転席のすぐ後ろに張り付いて「シンコー」と大声を張り上げたり、ひたすら鉄道無線風の独り言を止めなかったり。
 我々も良いオトナですから、そういう脳髄が微妙に可哀想な事になってる鉄道小僧は放置するのが普通です。しかしそうする内に彼らは増長し、遂に鉄道を止めるまでの暴挙に出ちゃったのが今回の騒動なんでしょう。つまり、悪いのは彼らだけではなく、その行動を是正できなかった我々一般市民にもあるわけです。
 良識なんざ棄てちまえ。
 下手な人権意識で「不快に思いながらも見てみぬ振りをする」くらいなら、いっそ真っ向から「五月蝿ぇぞ!」とか何とか注意すれば良いんですよ。そうすればその場で刺される鉄道小僧もやって良い事と悪い事の区別くらい付くでしょうし、彼らの社会性を養う契機にもなるというものです。
 ……え? そう言うテメェが率先して手本を見せてみろ?
 やだなぁ、しえさんは通勤に電車を利用しない仕事なんですよ(伏目がちに目を逸らしつつ)



 有川浩の『塩の街』が角川文庫に収録されたそうです。
 実際に本屋で目にしたんですが、ラノベもああいう装丁を施されると普通の本みたいに見えるから不思議ですよね。確かに電撃文庫時代にはイラストでかなり損をしている感があったので、コレでようやく本来のポテンシャルが引き出せたのかもしれませんね。いわば『塩の街・スーパーレジェーラ』
 しかし、もしもこうした例とは逆に、「一般レーベル → ラノベ」の移植が行われたら?
 例えば、『ノルウェイの森』のイラストをこつえーに描かせた上に電撃文庫から出版してみたら、もうこれ以上ないほどにラノベらしいラノベが完成するとは思いませんか? 不自然すぎる性格の主人公とヤンデレ、それに同級生のツンデレ、頼れる同性の先輩に年上の熟女と、一通りのキャラクタは揃っていますし、中学二年生が好みそうなスノッブなレトリックも満載で言う事ナシ。強いてラノベらしからぬ点を挙げるとすれば、あからさますぎる性描写くらいのモノでしょう。
 ……そういや、ガチでエロな場面があるラノベって見かけませんよね。まぁ、柘植久慶風の婉曲語(i.e. デルタ)満載で描かれた濡れ場とかだったら、頼まれても読みたくありませんが。
 エロの有無はともかく、『ノルウェイの森』にはラノベになくてはならない要素が一つ欠けていることに気が付きます。ラノベには終劇と共にある種の「救い」が示されなければならないのに対して、アレはあまりにもデカダントな終わり方です。ヒロインは幸せになりませんし、主人公も孤独の底に淀んだまま社会への一歩を踏み出してしまうという、これまた「ライト」でないお話ですしね。
 やはりラノベが一般レーベルで出版されることはあるにしても、その逆は不可能なのかもしれません。



 ロクに知りもしない東方ネタについて悩んでいたところ、某氏からケッチャムやトンプスン作品とのクロスオーバを推奨されました。
 なんでその二つなんですか
 この物質世界に於いて、いったい誰が好き好んで「赤熱したタイヤレバーで割礼されるうどんげ」「大爆笑と共に放屁しながら早苗を射殺する霊夢(※超ハードパンチャー)」なんかを見たいと思うでしょうか。いくら常識にとらわれないのが東方ファンの常だからといって、こんな無体極まるネタで楽しめる人間がいるわけがありません。
 そういうわけで、折角の「キリストのように優しい」導きを無視して、しえさんはRinnoskiと魔理沙の愛溢れるイチャイチャの妄想を始めまs

 やっと入った、と霖之助はおもった、おれのは魔理沙の躯の半分はある、胃袋には達してるはずだ。

 やめてブコウスキー先生もうやめて
 森近霖之助、ガレージの中で魔理沙を強姦――の巻。90センチのウルトラ肉ぼ(ry



 『さよなら絶望先生』の第二十集を読了。
 小森嬢の出番の少なさは相変わらずですが、しかし「先生の嫁」としての地位が堅固になってきているのがステキです。個人的には常月さんにもスティーヴン・キングも泣いて怖がるようなストーキングを披露して戴きたいところですが、生憎と猟奇成分は全て千里が総取りしている様子。……つーか、記憶が確かなら千里は「几帳面」キャラのはずなんですが、最近だと共産主義キャラと化しているのが気になります。
 ……後は何かあったかな。『地獄の黙示録』ネタあたりですかね。ツボに入ったのは。



 一言メール返信。


>名無しの人 様
 「若き勇者たち」のリメイク「Red Dawn」との映画(今年11月アメリカで放映)が、ソ連ではなく、中国に支配された米国で少年たちがゲリラとして戦う姿を描く。


 1984年版も原題は『Red Dawn』でしたね。無茶というか14歳くらいにしか思いつかないストーリーがトラウマですが、なんちゃってT-72の雰囲気がよく出来ていたのが印象的でした。
 ……リメイク版だとCGになっちゃったりして。




2月27日(土)
ワフナ!(挨拶)




愛は躓かず、いかなる犠牲を払うことをも厭わぬ。
  ――『我ここに誓う、祖国よ』




 どうもこんばんは。「ゴルゴ13が幻想郷入り」なんて妄想をしてみるHans Chenowthです。
 商売敵を快く思わない霊夢が、早苗を幻想郷から抹殺しようと招聘した超一流のスナイパー。武術に長けためーりんを「シェッ」という謎の擬音とともに繰り出した手刀の一撃で仕留め、魔理沙のマスパ詠唱に先んじてリヴォルバーを抜き撃ち、咲夜さんに跨られてるのにマグロ状態な一晩を過ごしたりしつつ、“標的(ターゲット)”の動静を伺う謎の暗殺者。
 「一弾一殺」という、弾幕勝負クソ喰らえな射撃精度には流石の早苗も手が出せません。クライマックスでは、にとりが特別に手を加えたM16でもって彼女のドタマに風穴を開けてくれるはずです。「貴様の敗因は……妖怪を“処理”するのに“愉悦”を覚えたことだ……」とかなんとか、意味がよく分からない科白を吐きながら。そして最後にでっかく「END」の文字。

 ……ちなみに、しえさんがこういう妄想をする場合、そのほとんどの労力は楽しそうに自分の仕事をこなすにとりの姿を思い浮かべる事に費やされます。咲夜さんの騎乗位やめーりんの頚椎骨折なんてのは二秒くらい考えたらそれでおしまいです。



 話を引き摺りますが、「河城にとり」というキャラクターはしえさんにとって親しみやすいようです。
 知人のうちの何人かが彼女を特別気に入っているせいかもしれませんが、それ以上に彼女の「エンジニア」という属性が、現実離れした幻想郷にあって我々が唯一理解できる身近なものであることも理由の一つです。キノコを集めて何やら怪しげな実験を繰り返す自称魔女なんてのは理解の埒外ですが、鉄とオイルが大好きな河童ならバッチOK。
 しえさんも文系のクセに「電気を使わない機械は好き」と放言するアホですから、きっと彼女とは話が合うでしょう。スコープのフィッティングを頼みながら、「ちゃんとトルク測ってくれよ。62インチポンドぴったりで」「ゲゲッ、ポンド!?」などという、心温まる会話を交わしてみたいものです。
 長く生きてきた妖怪ですから、色々な小手先の知恵にも長じている事だと思います。きっとデト・コードの二重配線とか、ブービー・トラップを製作する際に手榴弾のヒューズを短く切除する方法とか、「お袋の知恵」に満ち満ちたベテラン・インジニーァの技を教えてくれるに決まってます。
 もしも世界が全て、たとえ海からライン川に至るまでが自分の物であったとしても、しえさんは餓死を選ぶでしょう! にとりの前に跪いて、エンジンオイルで汚れたその手に接吻できるなら。



 "longcat"というモノがあります。
 グーグルなりヤフーなりで検索してもらえば分かるでしょうが、要は「胴体が長く見えるネコ」の画像。チマタじゃ特に白いネコがモデルになっていますが、別に種類は問わず、単に前足の“腋”を抱えて持ち上げられて、だるーんと下に伸びていれば"longcat"の条件を満たしている模様。
 気になるのはコレの起源。
 最初は「さんりお」と同じく、インターネットが進化する過程で生まれた一種の“ミーム”かとも思ったんですが、初出を調べてたらなんとモンティ・パイソンに出演してたようです。


 


▲フライング・サーカス「体の部位の見分け方」より




 精確に言うならば、モンティ・パイソンズというよりはテリー・ギリアム個人の力作ですが。よくある「16トン分銅」といい、現代我々が目にするの笑いのエッセンスは、既に彼らによって抽出されていたんですね! 先達の大いなる偉業に思わず感心することしきり。
 YouTubeなどでも「The Killer Cars」で検索すれば、この元祖longcatを見ることができます。コラージュの使い方やシュールを通り越して精神病理を疑わせるストーリーなどを堪能できるに違いありませんので、皆様どうか是非。
 ……そういや、しえさんもまだ『東方』とパイソンズの融合は試してませんね。次回の日記までにネタ考えておかないと(※結構です)



>卯 氏
 [そんな餌で俺様が釣られクマ――]


 近所のクソガキに橙を虐殺された藍しゃまが、橙の腐爛死体を掘り起こして「謝ってください!」とガキの親父に詰め寄るようなヌルい話も用意してあります。……というか、『老人と犬』の肩透かしっぷりはマジで訴訟モn(ry


>獅子兵 氏
 とりあえず香霖に、おれって言わせるのをやめてください><


 1. 「僕」
 2. 「ぼく」
 3. 「ボク」
 4. ゼロ主語。