5月26日(水)
フラク・マェヴォ・フラーガ・モーイ・ドゥルーク(挨拶)




一度でも、ベッドに自分以外の者がいる夜を体験すれば、もうベッドは今までとは違う場所になってしまう
――『ナ・バ・テア』




 ようやく更新できるようになりました。
 しかしまぁ、引越しと新年度が重なるとこうも忙しくなるモンですね。ようやく私生活の方が落ち着いたと思ったら、仕事の方で新人さんの現場教育を担当することになったり、その新人さん達の成長があまりに遅いために何故かしえさんが叱責されたりと、仕事の方がまさにアルマゲドン。
 ……いや、分かりますけどね。教えて出来ないような仕事じゃないんですから。それが出来ないってのは、しえさんの教え方が悪いに決まってます。アンディ・マクナブも言っていましたしね。「悪い兵士はいない、いるのは悪い教官だけ」って。
 まぁ、そんなモースト・ファッキン・ピース・オヴ・シットな毎日を送っていたんですが、幸いにもハサハに対する信仰は衰える事がありませんでした。
 どんな過酷な状況でさえも、狐の生き様を思えばどうとでも切り抜けられるものです。猟師に追われれば必死に逃げ、追い詰められれば網を切り裂き、襲い来る猟犬を噛み殺してまで生き延びようとするその生命力に、我々人間が学ぶところは大きいと思います。霊長類の中でいちばん狐の生き様に近いのはフィンランド人じゃなかろうか。あの「シィスー」の動物的野生はマジで原始的。
 ……まぁそんなわけで、スオマライネンなハサハの教えを胸に、しえさんは今日も生きています。明日も多分。明後日にはどうなるか、ちょっと分かりませんが。



 私生活がどんなに荒れようとも、やはりしえさんの脳内ではやたら血生臭い東方ワールドの妄想が渦巻いていました。
 霊夢と魔理沙のコンビがフランス版クォーター・パウンダーについてアツく語りながらゆかりん・マーセルスのブツを持ち逃げしたチルノを暗殺したり、藍しゃまがヘロインの吸い過ぎで意識不明になって、焦った魔理沙からおっぱい(※心臓)めがけてアドレナリン注射を受けたりと、もはや何が何だか分からない状態。
 幻想郷の主である紫を散々おちょくって逃げようとする天子さんに至っては、なぜか紫ともども香霖堂の地下に監禁されて虐殺されそうになったりします。命からがら逃げ出す天子ですが、背後から後ろから犯される紫の悲鳴(注: 玄田哲章ボイス)を聞きつけ、日本刀を手にこーりんを斬殺しに戻り、紫ともなんとなく和解しちゃったり。
 ……なんか本もそうですが、映画もロクなモンを観ませんね。最近はツタヤで「3本3000円」セールを利用してB級映画を買い占めたりもしたんですが、『コマンドー ディレクターズカット版』がラインナップに入っていたおかげで紫に娘をスキマ送りにされて、キレたシュワルツェネッガーが幻想入りした挙句マヨヒガを壊滅させるような脳内映像がキラキラと瞬いて――
 いつから俺はこんなリアルキチガイに変貌しちまったんだ。



 朝鮮半島の情勢がよろしくないようで。
 そろそろ朝鮮戦争の続きでも始まるのかなー、なんて期待と不安の入り混じった感情でもって見守ってはいるのですが、今回ばかりは“世界の番長”ことアメリカ合衆国もロクに手出しできないでしょうね。だって中東だけで大忙しですし。
 とりあえず、共産趣味者としては我らが偉大なる空に輝く白頭山の永遠にして、輝ける金の明星、親愛なる指導者金正日将軍に最後の底意地を見せてほしいものです。そしてすぐに敗けて貰いたい――この地上から、また一つ共産主義国家が消えることになりますから。いい事だ。