世間はファッキン・クリスマスに酔いしれている頃でしょうが、Chenowthは構わず『Call of Duty: Black Ops』をプレイ。
スクエニ販売の字幕版を購入したものの、この字幕が非常に厄介なシロモノでした。戸田女史の仕事に比べれば誤訳なんて屁でもないんですが、問題は奇声や叫びまで字幕化しちゃった部分ですね。しかも重たい物を持ち上げる「Urrrgh!」が「うわぁー!」ですよ。日本語にするとしたら「うおー!」とかその辺でしょう。――というか、敢えて文字にしなくても。
でもPetrenkoが「ペトリェンコ」ってリアルに音訳されてたり……訳が分からん。
ストーリーですが、一言で言ってしまえばゲーム版『アメリカン・タブロイド』。
舞台は東西冷戦たけなわの60年代、共産陣営とドンパチやりつつも、アメリカ政府や裏黒い国際政治に翻弄される男たちの物語です。国のためというよりは友のため、仲間のために戦う彼らにも、否応無く権謀術数の魔の手は忍び寄る――というカンジなんですが、実はしえさんはあまり『CoD: BO』が好きになれません。 だって主人公がワンマンなんだぜ、コレ。
……「大勢の中の一人」として戦争を体験するのが『Call of Duty』シリーズの醍醐味だった筈なのに、これじゃあアライドアサルトの頃の『メダル・オブ・オナー』ですよ。前後左右で戦友が斃れることのない『CoD』なんて、何の魅力がありますか。我々の耳に馴染み深い「メンダーン!」がもう聞けないんですよ?
あと「主人公が喋る」ってのも興醒めですね。ギャルゲーの主人公の顔グラがイケメンだったのと同じくらいに。