我々はパチュリーを持っている(挨拶)
放射能ってどんなものなの? あなたは見なさった?
色がないんなら神さまのようなものだね――
――チェルノブイリの不法居住者
まずはお久しぶりです。
更新する時間はあらねど、日記のネタになりそうなモンは全てコツコツと書き溜めてはいたのですが、先の地震と津波でそれどころじゃなくなりました。
仕事場はまだ混乱状態ですし、コンビニからは乾物や乾電池が消えましたし、もうかつての平穏な生活なんて何かのウソみたいですよ。唯一嬉しかったニュースといえば、宮城のキツネ村が無事だったという事くらいでしょうか。
キツネ村公式サイトのブログでも、元気なきつねさん方の姿が見られて何より。写真を見る限りでは、あの優雅な生物にとっては、地震も放射能もさしたる意味を持たないようで、皆さん天真爛漫に振舞っています。春先にしては妙にふさふさしてますが。
ラジオやらテレビやらを見ていると「原発って何て危険なんだ!」というような自称エコロジストのような意見が散見されますが、今回の事故に関して言えばどう考えても不可抗力です。地震と津波なんて想定外のコンボを喰らった上に、電源もクソも無い状態でなお作動し続けるシステムなんてありゃしませんから。
まぁ、「万が一」で致命的な事故に発展する機構がそもそもどうかという意見も尤もですが。でも安全工学なんてそんなモンじゃないですか……極端な話が、日常起こりえない事故に関して掛け捨ての生命保険に加入するのと同じですよ。
ちなみに巷で騒がれているような「イソジンを飲むと放射線に耐性が出来る!」とか、「ヨード卵で放射線に(ry」といった事実は一切ないので、賢明なる読者諸氏は決して真似しないようにお願い致します。効果があるのはウォッカを飲むくらいの事です。アルコールで全て解決できる。
日常のバカ話でも。
先日の話。妄想ボイスCDシリーズなんだかどうだか知りませんが、仮の同居人が酔っ払った勢いで買ってきちゃったんですよ。『ハァハァCD』を。本人は「ドンキで買った」と供述してますが。
部屋ではとても聞けないので、とりあえず買ったばかりの愛車に乗り込んで試聴会という運びに。
あ、「ウソつけ! ミラジーノにCDプレーヤなんて付いてねーよ!」という鋭いツッコミをしたくてウズウズしているそこのアナタ。大丈夫、しえさんの買った中古車には、何故か社外品のオートチェンジャーがくっ付いています。
ともあれ、トランクを開けてチェンジャーのマガジンにCDをセットした後、仮の同居人とレッツ・ドライビング・アンド・試聴。
そして数分後。
Chenowth「飽きた」
仮「走る拷問室か」
我々の感性では理解の及ばぬ代物でした。
なんとか評価をしようと努力したんですが、五分後に渋滞に嵌った頃には、既に話題は別方向へ。
「いい加減、日本でも『スペツナズ』と『スペツヴォイスカ』の区別が――」
「アルトラパン、ブルーバード、クラウン、オデッセイ――」
「――だから『チェノウスキ』ってのは『橙の式』という意味の――」
「おお、E30!」
……そういや、買ったはいいけど、こんな事にしかクルマ使ってませんね。
どうでもいい話から始まって、これまたどうでもいい、以前の日記でお話しした「ロシアに於ける『東方Project』」の話題。
アレから色々と読んではみたんですが、どうやらキャラクタ名が微妙に不思議なカンジに音訳されているのは英語版から重訳しちゃってるのが原因のようです。一応、エフゲニー・ポリヴァノフ(東方学者。1891-1938)が提唱する音訳法での綴りも載ってはいるんですが、どうやらあまり支持されていない様子。
また、ロシアと日本の文化的差異から来る誤解もありそうです。共産主義政権時代を経た現代ロシアに於いて「巫女」「神社」という語が理解されるのかは甚だ疑問ですし、「妖怪」などといった日本特有の存在についてはもはや想像の及ぶべくもないでしょう。いや、ロシアにも妖めいた超自然的存在はいるようですが。でもイヤじゃありませんか――ロシア人どもが「河城にとり」の記事を読む時、心の中にルサルカとかヴォジャノーイを思い浮かべていたりしたら。
まぁ深きものどもカッパ・インジェニェールは置いておいて。
Wikiaを利用した『Touhou Wiki』には数カ国語のバリエーションがあるようで、もしかしたら――とグーグル先生にお伺いを立てたところ、なんと見つかりました。ドイツ語版が。
さすがアーリア人の末裔だけはあります
……とはいえ、まだ内容は充実していない上に、ドイツ語の常ですが単語が長い。長すぎる。アリスの通り名が"Regenbogenpuppenspielerin"ですよ? 魔理沙なら「レゲンボーゲンプッペンシュピっれっ……噛んだのぜ!」とブチキレること間違い無しです。
ちなみに「虹」を意味するRegenbogenには俗語でO脚という意味もありますから、「ガニ股の人形使い」と捉える事も可能ですね。そもそもドイツ語圏では「虹色=七色」ではない(※ドイツ人には五色に見えるらしい)ような気もしますが――どうでもいいか。
あと「虹色」っつーと性的マイノリティの象徴ですが――はッ! これが所謂「マリアリ」ですかッッ!?
海外のハナシな上に今更で恐縮なんですが、英国BBCの番組『Top Gear』のStig役を演じていた男が、正体を名乗り出て大問題になったようです。
『Top Gear』を知らない方に解説いたしますと、Stigというのは番組専属のテストドライバーでして、その正体は誰も知らないという「設定」になっています。というか、ガチャピンと同じく、中の人など居ないワケです。それが何を間違ったか、「俺がStigだ!」と言い出す奴が出てきたのでさあ大変。『ひらけ! ポンキッキ』で云えば、江頭がガチャピンを演じていたとカミングアウトする位に夢ブチ壊しです。
まぁ、新シーズンは“新たな”Stigを迎えて番組を続行してますが――しかし、ベン・コリンズとかいうブリストルのクソ野郎がStigの中の人だったなんて、しえさんは信じていません。
何故かって?
そりゃ、しえさんはStigの本当の中の人を知っているからですよ。
Stigの中の人はですね、実は――
いや、詳しい経緯は知りませんが――噂ではオクスフォード大学でシルターン語のアオリスト相の存在に関するカンファレンスに出席した帰り道、レンタカー屋で借りたオースチン・セブンで迷子になった挙句、M25(※環状道路)をぐるぐる回っていた所をスカウトされたとか。また他の噂では、ソヴィエト連邦時代には人気の楽団「プリズラチヌィイ・アンサンブリ」をプロデュースした事があるとか。
確実なのは、名前が「ハサハ」ということだけです。
マグプルのDVDを買ったりしました。
正式なタイトルは分かりませんが、とりあえずクリス・コスタとかいうオッサンが小銃を用いた戦い方を伝授する、という微妙にアレな内容のDVDです。
テッポ大好きなしえさんとしては涎を垂らしながら飛びつくようなシロモノだったんですが、仮の同居人は「マグプルはマガジンのタブ作ってれば充分」と酷評。仕方なく一人でぼんやりと観賞していたんですが、やはり内容的には微妙な出来でした。
いや、楽しい事は楽しいんですよ。
しかし、発砲シーンよりはむしろ銃の取り回し、安全措置、操作方法、動作不良時の対応など基本的な技術の伝授がメインとなる構成で、いわゆる「戦い方」の教材としては甚だ不向きと言わざるを得ません。AVで喩えれば、ひたすら口説きと前戯に終始するゴミクズ。
ちなみに、一部では有名な「コスタ撃ち」と呼ばれる、左前腕をピンと張って銃身を押さえ込むようにホールドする撃ち方も披露されますが、正直コレはどうかと思います。まぁ、テッポなんて当人が撃ち易いように撃てば(それで当たれば)良いモンですが。一種の“流派”と呼べるのかもしれませんが、マグプルの微妙なところは、この撃ち方に特化したフォアグリップやら何やらを本気で製造しちゃう部分かもしれません。Angled Fore Gripの使い辛さはもはやネタ。